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#クトゥルフ神話TRPG
星野あいらん
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星野あいらん
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朝の支度を済ませれば優しく部屋をノックされる。扉を開ければ、冬の冷たい風が隙間から入り込む。そんな中、食べ物を乗せたトレイを持ったアルが立っていた。
アル
アル
少しズレたメガネをグイッと直しながら君に話しかけてきた。相変わらず真面目な彼は朝だと言うのに完璧に身なりを整えており非の打ち所がない佇まいだ。
彼はアル。この寮の管理を担っている大人であり、今回の記念祭を進行する代表を務める人物である。ドがつくほどの真面目な彼だがこうやって部屋まで君を呼びに来てくれる優しいところもあることを君は知っている。
アル
といい君に朝食を押し付けて扉を閉める。
本日の朝食はパン・ミルク・スープだ。焼きたてだったものが冷めてしまっているのか、ほんのり暖かいパンに濃厚なミルク、野菜が細かく入った暖かいスープがある。
君は食べ始めるだろう
口に運んだパンは柔らかく、しかし噛みごたえがあって美味しい。それを暖かなスープで流す。冷えた体がポカポカと温まるのを感じる。採れたてであろうミルクは熱くなりすぎた舌を冷やしスープとの相性もいいため食事の手がよく進む。ほっとため息を着いて朝の幸せを感じる。
食事を終えればroom for SEVENへ向かうことになる。
「room for SEVEN」 7歳の子供が正式セブンになるための記念祭を行う際に支度をする部屋だ。神聖な場所であり普段は立ち入ることは出来ない。記念祭の日のみ開かれるが、7のつく歳のものしか入ることは出来ない。
【room for SEVEN】 街で1番大きな神殿のような建物だ。降り積もる雪は丁寧に除雪され、整えられた道が続いていた。続く道の先の豪勢な扉を開ければ、宮殿のような広い創りの空間が現れる。歴史を感じる絵画や彫刻が並びホコリひとつない部屋にはセブンティーンと大人たちが忙しなく動いている姿が見られる。
入ってきたアメリを他のセブンティーンがは横目に見るが、目の前の仕事をせっせと行っているため挨拶に来る者はいない。そんな中、バインダーを持ちぐんぐんと近づいてくる男が1人。アルだ。
アル
と1枚の資料を渡してくる。
『やること』と書かれた完結かつ分かりやすい題の紙だ。ぱっと見るだけで何をすべきか分かりやすい。
【やること】 ①セブンの式典服を確認 ②セブンを着替えさせるための空間の確保 ③セブンを迎えに行く ④セブンの着替えを行う ⑤時間に間に合うようにリンゴの樹へ向かう
①セブンの式典服を確認 白く清潔な衣装。伝統的なデザインが散りばめられており、胸当てに刺繍されている星が光に反射して輝いているのが綺麗だ。生地は柔らかくサラサラとしており思ったよりも薄いが断熱効果はありそうだ。それ以上に複雑な造りになっているためこれを着せるのは骨が折れるだろうと感じる。
②セブンを着替えさせるための空間の確保 7歳の子供とはいえ配慮は必要だ。仕切りであるカーテンを受け取り設置する必要がある。幸いなことに場所は指定されているのでカーテンを取りに行くだけで良い。
あいらん
あいらん
コメント
1件
うわ、今回も空気感がすごく丁寧で好きです。アルの真面目だけど優しいところが朝食のシーンでじんわり伝わってきて、ほっこりしました。room for SEVENの荘厳な雰囲気も、準備の慌ただしさも目に浮かぶよう。7歳の子の着替えに配慮するあたり、世界観の細かさにまたやられました。次が気になる…!