僕は、自己紹介が嫌いだ
理由の1つは自分に優れた場所がないのと
後は…
先生
鶴羽さん、自己紹介をお願いします
僕
えっ…?
名前だ
僕
つ、鶴羽っ…
和花菜
和花菜です
皆がクスクス笑う
それもそうだ、男なのに“和花菜”
なんて女の子っぽい名前なのだから
えーっ!!!!
誰か一人が叫んだら
???
可愛い~っ!!!!
???
良いなぁ~
声のする方を見ると
白髪の女の子がいた
先生
静かに!
先生
じゃ、ついでだし自己紹介してもらおっかな
???
はーいっ!!!
皆が女の子の方をみて呆然としている
だって、白髪なんだから
???
私は天騎 零乃!
零乃
皆、れのとか、何でも呼んで
元気な子だ
場の空気が軽くなった
零乃
っ!!
零乃
((ニコッ
ドキッ
なんなんだろうこれは
変な感じだ
零乃
じゃ、皆よろしく~
はーい、と皆が言い返事をする
先生
じゃ、今日はここまで
先生
新学年頑張ろうね!!
先生が号令をかけ
皆が帰る
僕も帰りの支度をして帰ろうとすると
トントン
誰かに肩を叩かれた
和花菜
???誰ですか?
零乃
私、私!!零乃!!
和花菜
あぁ、あの…何のようですか?
零乃
あのって…私はどんな印象なのかな、君は
和花菜
いや、明るくて…白髪の
零乃
…そこかぁ…まぁ、それは置いといて!!
何か不味いこと言ったか?
そう思うとすぐ元気になった
でも、まだ顔はひきつってる
零乃
君はさ、私が病気だって言ったらどうする?
和花菜
は???病気?何で??
和花菜
どうするって??
零乃
どんな反応するかってこと
和花菜
和花菜
別に、大変だねってそんぐらいしか声かけないよ
和花菜
偏見とか、そんなのないし
零乃
そっかぁ
零乃
じゃ、君にだったら話して良いかな
和花菜
え??何をですか?
零乃
私は、夕方になると消えるの…