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主。

みなさんこんにちは

主。

こちら『青春ドロボーにご用心っ!!』の第八話になります

主。

注意事項等はプロローグを確認

⚠️今回はAtくんの過去編なので、At→Kty 要素が特に強いです!! 苦手な方はご注意ください!!

主。

それでは、行ってらっしゃいませ!!

みなさんは、“ヒーロー”を信じますか?

きっと昔の俺ならそんなものはいないと即答していたことでしょう

でも、その答えは半分合ってて半分間違ってる

ヒーローは、「います」。 変身したり、必殺技を使ったりはしないけど

これが、今の俺の答えです。

この答えは、おそらく大半の人には笑われてしまうでしょうけど

でも、俺は実際に“ヒーロー”に救われたから

俺の中では、この答えが正解なのです。

At

……。

先日Mzに宣言した通り、俺はTgに自分の想いを打ち明けて 彼に宣戦布告をした

手に持っていたスマートフォンを机に置いて 遠くを眺める俺は、昔のことを思い出していた

At

あの日Ktyと会ったのも、この季節だっけ

俺の脳内で描かれたのは、遠い遠い綺麗な記憶だった

俺の両親は、どこまでも俺に無関心だった

父親は夜遅くまで仕事だし、休みの日は大抵寝てる

そして、母親は、、、

At

お母さん、俺テストで100点とったんだ

At

ちゃんと勉強したんだよ

Atママ

……そう

Atママ

で?わざわざそれを言うために私を呼び止めたの?

At

(お母さん、なんだか怒ってる?)

At

(努力が足りてないのかな、、、)

Atママ

はぁ、まあいいわよ

At

ねぇ母さん、今度の運動会なんだけど、、、

At

俺、頑張っていい記録とったから選抜リレーの選手になったんだ!!

Atママ

そうなのね

Atママ

私は面倒臭いから見には行かないわよ?

At

あ、そ、そっか、、、

At

(頑張って走ってるとこ、見て欲しかったな)

At

母さん、

Atママ

何?

Atママ

どうでもいい要件じゃないでしょうね?

At

え、、、

At

(学校の作文コンクールで入賞したんだけど、母さんにとってはどうでもいいかな、、、)

At

やっぱりなんでもないや

Atママ

そう

母親に褒めて欲しくてどんなに努力して成果を出しても、 基本的に彼女は無関心だったし俺が声をかけるといつもイライラしていた

元々交友関係は浅く広く持つタイプだった俺には 自分がここにいていいんだと思わせてくれるような特別大事な人もいなくて

At

(母さん、いつも怒ってるな)

At

(俺が何言っても怒るかイライラし始めるかだけだし)

At

(俺のこと必要な人って、いるの、、、?)

幼いながらそんな暗いことを考えていた俺の心を パッと照らしてくれたのが、隣の家に住んでいてたまに遊んでいたKtyだった

Kty

Atちゃーん、さっきぶりっ!!

At

(Ktyか、こいつはいつでも元気だな)

At

さっきぶりって、、、小学校で会ったけど大して話してないじゃん

Kty

そーだけど、一応会いはしたからさっきぶり!!

At

あっそ

母親に似たのか他の人にそっけなかった俺は、 当時のKtyから見ればおそらくよくわからないやつだっただろう

でも、彼は俺を見捨てることをしなかった

Kty

ねーねーAtちゃん、もしかして元気ない?

At

え、そんなことないけど、、、

Kty

うっそだぁ、絶対いつもより元気ないっ!!

At

(なんでこいつ、気づいたんだろ、、、)

Kty

Atちゃん、どうかしたの?

Kty

僕でよければ相談のるよ?

At

……。

At

あのさ、Kty

Kty

どーしたの?

At

Ktyは、俺が必要?

疲れていて、判断力が鈍っていたこと

気づかないうちに、今まで飲み込んでいた 苦しいものがたまりにたまっていたこと

Ktyがどんなにいいやつか、知らなかったこと

いろんなことが重なって、俺は普段だったら 絶対に言わないようなことを口走っていた

拒絶するかドン引きするかしてくれたらいっそ楽だったものを、 彼は丁寧にその言葉を拾って当時の俺が欲していた言葉を返してくれた

Kty

何言ってるの?

Kty

必要に決まってるじゃん、当たり前だよ!!

At

!!

Kty

今までAtちゃんになんだか壁つくられてる気がしてたから
言わなかったけど、どーせなら今ここで全部言っちゃうね?

Kty

ちゃんと勉強してテストはいっつも満点なの、本当にすごいと思う!!

Kty

運動会の時も、足すっごく早かったよね!!
僕たちのクラスが学年で一番だったのはAtちゃんのおかげだよ!!

Kty

この前は作文コンクールも入賞してたよね、読書感想文すごかった!!

Kty

それとそれとー

At

(うれしい、、、!!)

俺が今まで努力してきたこと全部、Ktyは見ていてくれた

俺が気づいていなかった俺のいいところも、いっぱい教えてくれた

そして、何よりも一番嬉しかったのが

Kty

Atちゃん、僕にはAtちゃんが必要だよ!!

Kty

それに、もう一緒にいるのが当たり前ってくらい一緒にいるんだから

Kty

必要ないわけないじゃん!!

Kty

なんか辛いことがあったら、いつでも相談してよ

Kty

僕、Atちゃんのこと大事な友達だと思ってるから

Kty

なんでも相談に乗るよ?

Ktyからしたらおそらく何気ない友人に対する親切なのだろう

でも俺は、その言葉で一気に救われた

At

(Ktyは俺のこと、必要としてくれてるんだ、、、!!)

At

ありがと

Kty

えへへ、どういたしましてー

Kty

Atちゃんが笑ってくれて、僕すっごくうれしいよっ!!

Kty

これからも仲良くしてね!!

At

うん!!

その日から俺は、基本的にKtyと一緒に行動するようになった

Ktyは急になついた俺を拒絶せずに、うれしそうに受け入れてくれた

最初は、ヒーローみたいだと思っているだけだった

でも、話せば話すほどあいつの魅力に引きずり込まれて

いつの間にか、俺にとってのKtyは“好きな人”になった

俺にとってKtyは唯一無二の存在で、Ktyも多分一番仲がいい友人は俺だった

だから、完全に油断していたし忘れていたんだ

Ktyだって、恋をするということを

Kty

ねぇねぇAtちゃん、聞いてよ!!

At

どうしたの?

あれからずっと関わりを持ち続けていた俺たちは、 大学に上がってからも仲が良かった

大学生活にもやっと慣れ始めたという頃、 Ktyと出かけた時に彼はこう言った

Kty

僕ね、好きな子ができたのっ!!

At

……は?

頭を鈍器で殴られたような気持ちになった

At

(Ktyに、好きな子ができた、、、?)

Ktyは今まで恋に興味がなかったし、 俺はKtyのことが好きだったから俺たちは恋バナをしたことがなかったのだ

Kty

その子ね、すごく可愛いんだよ!!

Kty

Tgって名前の子なんだけど、、、

それからしばらく、彼はTgがどんなに魅力的な子なのかという話をする

At

(うらやましい、、、)

At

(俺がどんなに頑張ってもKtyは俺を見てくれなかったのに)

At

(そのTgとかいうやつは、こんな一瞬で、、、)

Kty

Atちゃん?

At

あ、いや、なんでもないよ

At

それで?

Kty

それでね!!

そのあとはずっと苦しかった

“Ktyの一番の友人”という存在に甘えた代償に、 こんな話を聞かされているのだろうか

At

(しんどいな、、、)

Tgの話を初めて聞かされて2、3ヶ月経った頃、 Ktyがこんなことを言ってきた

Kty

聞いてよAtちゃーん、Tgにカノジョができちゃって、、、

At

え、そうなの?

この時少し喜んでいた俺は、本当に最低だと思う

でも、あの日から感じていた嫉妬の情は、 俺の心に嬉しいという気持ちを生み出していた

Kty

うう、Tgが幸せならそれでいいんだよ?でもさぁ、、、

Kty

あの女の子、ちょっと浮気性なので有名なんだよね

Kty

どうにかTg以外の子に惚れさせられないかな、、、

そうつぶやくKtyの目は、嫉妬に駆られた男の目をしていた

At

(ああ、本当にKtyはあいつが好きなんだ)

誰か、Tgのカノジョ略奪してくれないかなぁ、、、

At

!!

At

Kty、それは、、、

Kty

あれ!?僕口に出てた!?

Kty

ごめん、気にしないで!!

Kty

こんなこと考えちゃって、僕って最低だよね

Kty

しかもうっかり口に出しちゃうなんて、、、Atちゃんごめん

At

いや、、、

At

(もし、俺が口説いてもなびかないような子が現れれば)

At

(KtyはTgを諦めてくれるかな、、、?)

At

ねぇKty

At

(このままじゃ何も変わらないし、少し賭けてみよう)

Kty

At

Tgのカノジョ、俺が口説いてあげようか

Kty

えっ!!

Kty

で、でもそんなの、、、

At

好きなんだったら仕方なくない?

At

ちょっと小細工するくらい

Kty

だ、だけど

At

いいから、一回だけだよ

At

試しに、ね?

Kty

あ、えと、

At

もしかしたら、チャンスが回ってくるかもよ?

Kty

!!

俺は、恋を知っている

その気持ちが際限ない欲望を生み出すもので

Kty

……。

その欲望はとても耐え難くて

Kty

じゃあ、お願いしてもいい、かな、、、?

At

いいよ

どんなに善良な人間でも、恋に堕ちてしまうことがあるということを。

At

我ながらやってること結構やばいよな、、、

At

しかもそれでTgとKty付き合ってるし

At

でも、ゲーセンであの2人と会った時、Tgの様子が明らかにおかしかった

At

Ktyのこと好きな様子もなかったし、、、

俺は、KtyがTgと“両想い“になったというなら 素直にとまではいかずともまあ祝福はするだろう

でも、“両想い”ではないなら

At

俺だって、もうちょっと頑張ってもいいよな、、、?

At

そういえば

At

あの時Tg以外の2人も様子おかしかったよな

At

Ktyの様子がおかしかった理由はわかるけど、、、

どうしてMzも、おかしかったんだろう、、、?

At

そもそもあのヘタレのKtyがTgに告白できるわけないし

At

だとしたら2人が付き合ってるのも謎だし

At

わからないことが多いな、、、

青春ドロボーにご用心っ!!

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