私はこの幻霊世界の平和を守るこの世界最強の守り人
生まれた時から私の運命は決まっていた 小さい頃から術を叩き込まれて、今では敵無しの力を誇るまでになっている
両親が無くなってからは私1人で守ってきた。けれど、2年前から私には家族が出来た。
最初は怖がってばかりいたけれど、今では色んな人、物に興味を持って自分から突き進んで行く子になった。
私の大切な家族
零
ま、興味津々過ぎて困る事が多いんだけど…
晴人
普段どうやって地獄行きとか決めるんですか?
エン
基本的には生前にやっていた行いを見て決めますね
晴人
それはやっぱり生前にやってた事が分かるんですか?
エン
ええ、生前行いリストという物に全部書いてあるんですよ
晴人
へぇ…!
零
こら、もう時間も遅いしそのくらいにしておきなさい
晴人
えっ、もうそんな時間ですか?
零
もう20時よ
晴人
わっ…
晴人
すみませんエンさん…
エン
別にいいですよ
晴人
僕お風呂場洗ってきます!
零
ええ、お願いね
バタバタバタ
零
…はぁ…騒がしい子
エン
ふふ、でも嬉しそうですね
零
そんな事無いわよ
エン
あら、私に嘘は通用しないですよ?
零
……はぁ…
零
アンタも早く帰りなさいよ
零
それか泊まる?
エン
いえ、明日からもお仕事なので帰ります
エン
また様子見に来ますね
零
…ええ、次は昼間来なさい
エン
はい
エン
ふふ…
零
…なによ
エン
優しくなりましたね
零
は?
エン
晴人が来た影響ですかね
エン
笑顔が増えましたね
零
……
零
早く帰りなさい
エン
ふふ…
エン
では、またいつか
要らないことを言ってエンは消えた
零
…まったく…
確かに晴人が来る前までは人っ子1人来なかったこの場所には、今は沢山の妖怪やら人間やらが来る
零
優しく…ね
晴人には何か人を惹きつける魅力があるのかもしれない







