テラーノベル
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赤 side
音が消えた
誰も何も言わなくて…言えなくなって
やがて
長い長い静寂を破ったのは、こさめ自身だった
コサメ
ナツ
コサメ
コサメ
コサメ
コサメ
縋るような言葉に
俺は剣を下ろした
辺りは、驚くほど静かだ
先程まで怒りに溢れ息巻いていた奴らも
今は静かに、床を見つめていた
ナツ
俺は…我慢できなくなって
試すように問うてみる
ナツ
ナツ
コサメ
ナツ
こさめの手を握る
ナツ
ナツ
ナツ
自然と言いたいことは言葉になった
何人もの奴らが今度は俺の方を向く
大丈夫、届いてる
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
ナツ
自分でも驚くほど
声が響いた
それが今できる俺の精一杯で
俺なりの…こさめへの想いだった
少しして、
1人がぽつりと呟くと
モブ
人々は続いて…静かに、言葉を紡ぎ始めた
モブ
モブ
モブ
少しずつ、賛同の声が増えていく
モブ
モブ
コサメ
段々と声は大きくなっていって
気づいたときには
先程までの空気が、嘘だったかのように…感謝でいっぱいになった
ありがとう
大勢の中で最後に告げるのは、りとと呼ばれた彼
リト
リト
リト
リト
リト
コサメ
リト
また泣きそうになるこさめは
グッと堪えると、かつての1番の家族に
優しく言った
コサメ
リト
コサメ
コサメ
コサメ
リト
コサメ
明るくて
いつもの元気な、真っ直ぐな声
それに…何度救われてきただろうか
きっとここにいる誰もが、そのはずだ
リト
リト
弱々しく、自信のない声
でもそれにこさめは、いつもの調子で答えた
コサメ
コサメ
夜道を、ゆっくりと歩いて
城に近づいてきた頃には…既に朝になっていた
ナツ
コサメ
あの場所から解放してもらえて
こさめは無事、俺と一緒に帰ることになった
非常食しか持ってなかったけど…それは、ちゃんとこさめの家族の元に置いて
姫は今のご時世中々外に出られないから
定期的に代わりに俺がご飯を持っていくという約束をして
話は片付いた
コサメ
ナツ
こさめが、俺の名前を呼ぶ
コサメ
突然の言葉に俺は思わず大声を出した
ナツ
ナツ
コサメ
ナツ
コサメ
コサメ
なんだそれ、
こいつはどこまで予想外で、真っ直ぐなんだ
ナツ
俺は繋いでいる手を引っ張って
コサメ
水色の瞳を真っ直ぐ見つめた
ナツ
ナツ
覚悟を決めて言った、その話
いるま以外に話したことはない…俺の過去
その問いかけにこさめはまた
笑って頷いてくれた
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コメント
5件
,,,所ですちみこは付き合ってると言っていいんですかね?
あーもう、神😇✨💕 はよそこ付き合えよッッッ!!姫と騎士なんて関係ないッッッ!