黒いフードの男
‥…。
魔理沙
‥…ん?
魔理沙
(なにかいる‥…)
魔理沙
っ!
それを見た瞬間鳥肌がたった。
魔理沙
いろ‥…は?
いろはが黒いフードの男に連れていかれていた。
魔理沙
おい!ちょっと待てよ!
ガシッ!
魔理沙
!
魔理沙
‥…はなせっ!
いやだ!
必死に抵抗したが
いろはと同じように
私も意識を失い、
そのまま連れていかれた。
魔理沙
んん?
どこだろう、ここ。
魔理沙
!いろは!
魔理沙
(あれ?)
思ったように声に出せない。
魔理沙
(フードの男に見つからないよう)
魔理沙
(そっと隣にいるいろはをゆらした。)
いろは
んんっ?
魔理沙
‥…(起きろ、いろは)
いろは
(魔理沙さん!ってあれ?)
魔理沙
(なぜか今は思ったように声に出せないんだ)
いろは
(えっと、今どういう状態ですか?)
魔理沙
(簡単に言えばフードの男に捕まった。)
いろは
いろは
っ!
いろは
(でも、私たちは寝ていたはず‥…)
魔理沙
(強行突破されたんだ)
魔理沙
(人間かもわからないやつにな)
いろは
(‥…見たんですか?魔理沙さんが)
魔理沙
(あぁ、巻き沿い食らったよ。)
いろは
(ご、ごめんなさい!)
魔理沙
(助けられなくてごめんな)
いろは
(そ、その‥…迷惑ばかりかけてしまってごめんなさい‥…)
魔理沙
(‥…この世界に来たこと‥…)
魔理沙
(後悔してないぜ‥…)
いろは
‥…(ありがとうございます。)
魔理沙
(とりあえず、今は寝ているふりをしよう。)
魔理沙
(見つかったら、何をされるか分からないからな)
いろは
(はい。)
魔理沙
っ!
いろは
っ!
黒いフードの男
‥…。
いろは
あっ!
いろは
私のソウルジェム!!
魔理沙
(確か‥…ソウルジェムが命だった‥…。)
魔理沙
おい!ここから出せ!
魔理沙
いろはのソウルジェムを返せ!!
いろは
‥…そんな‥…。
いろは
‥…魔理沙さん、あともうちょいで会話が出来なくなると思うので‥…。
いろは
あの‥…魔理沙さん‥…だけでも
いろは
ここから出て‥…くだ‥…さ‥…
魔理沙
いろは!
いろは
ぃ‥…。
魔理沙
‥…いろは?聞こえるか?
いろは
‥…。
魔理沙
ちくしょう、もう意識ないか‥…。
魔理沙
‥…。
魔理沙
これからどうするかな‥…。
はな
モッキューーー!(二人ともーー)
魔理沙
!この声、はな?
はな
モキュプイ!(助けに来たよ!)
魔理沙
はな!
魔理沙
いろはが今、危険な状態だ。
はな
モキュプイ?(どうすればいい?)
魔理沙
あー、あの、連絡できる‥…すまほ‥…?だったか‥…
魔理沙
持ってきてくれないか?
はな
モッキュー!(了解!)
はな
モッキュプーイ!
魔理沙
おっ!早いな!
魔理沙
‥…どうやって使うんだ?
魔理沙
この電話のマークか?
魔理沙
やちよ‥…これか!
やちよ
いろは?どうしたの?隣の部屋にいるんだから、直接いけばいいのに
魔理沙
やちよ!今大変なんだ!
やちよ
あら、魔理沙?
やちよ
なんで、いろはの携帯で魔理沙がでてるの?
魔理沙
今、それどころじゃねぇーんだ!!
やちよ
‥…すこしでいい、話聞かせてもらえない?
‥…少女説明中‥…
魔理沙
それで、今いろはの意識はないんだ。
やちよ
そう、大体わかったわ。
やちよ
そっちにはなはいるのよね。
はな
モッキュー!
やちよ
わかったわ。
やちよ
‥…今起こした方がいいのかしら。みんな寝てるけど‥…。
魔理沙
なにか発展があったら、また電話するぜ。
やちよ
わかったわ。朝になったらみんなをすぐに起こすわね。
魔理沙
ありがとうだぜ。
やちよ
じゃあ、なんとか生きてね。
魔理沙
あぁ。
いろは
通話
02:12