莉子
莉子
朝教室に来ると昨日とかまるで違った風景
みんなと作ったセットも小物もぐちゃぐちゃに
壊されていた。
なんで? 私の顔が酷かったのかクスクスと笑う声が聞こえる
怒りと悔しさとでも1番大きかったのは悲しさだった
流石に私もこれを黙って見ていられるくらいの心の広さは持っていない
莉子
こんな冷たい声 春樹たちと話したあの時のような冷たく殺気な混じった声が出る
さすがに私も我慢できないよ。 私一人にいじめをするならまだしも、クラスのみんなを巻き込むなんて
クラスメイト
莉子
莉子
私のそれに素早く反応したのは鳳来の下っ端
下っ端
下っ端
下っ端
莉子
莉子
莉子
莉子
さらに低い声を出しながら張り上げた私に教室にいる生徒はビクリと肩をふるわせる
私に反抗していた鳳来の下っ端もすこしたじろいでいた
下っ端
下っ端
下っ端
そういい教室をでる下っ端たち
クラスメイト
クラスメイト
そういい教室に残ったのは私一人。
佐々木くん
莉子
下っ端
莉子
佐々木くん
佐々木くん
佐々木くん
莉子
なるほどね。 なんとなくはわかっていたけど怒りが余計湧いてくる
それと同時にさっき無実のクラスメイトたちにブチ切れた罪悪感もでてくる
莉子
ねぇ… どうしてこんなことが出来るの? なんでなんの躊躇もなく……
佐々木くん
莉子
莉子
佐々木くん
まさか族の名前が出てくるとは思ってなかったのか、佐々木くんの顔が強ばる
佐々木くん
佐々木くん
莉子
莉子
佐々木くん
莉子
佐々木くん
莉子
佐々木くん
莉子
佐々木くん
莉子
それで幸せなのに。 なんで優月は関わってくるの
全て手に入れたじゃん 私から全部を奪って…
莉子
莉子
莉子
佐々木くん
佐々木くん
佐々木くん
莉子
莉子
大丈夫。まだ頑張れる。 だからまだ泣かない
和樹
和樹
莉子
莉子
和樹
莉子
3人で使えるものは直して、もう使えないのは新しく作り直して
1日かけて作業していたら、教室の修復が完了した
莉子
佐々木くん
和樹
和樹
莉子
莉子
佐々木くん
ガラガラガラ
ガラガラガラ
ひより
莉子
莉子
ひより
ひより
莉子
莉子
ひより
ひより
ひより
莉子
次の日
クラスメイト
クラスメイト
ふふっ、驚いてるね?
まぁ私一人じゃないけど
てか1番いい反応してくれそうなやつは、まだ来ないの?
莉乃、やっぱり気になるよね
まぁ流石に今日は和樹が連れてくると思うから、もうちょい待ってよ
ガラガラガラ
和樹
和樹
クラスメイト
下っ端
おおー怒ってる怒ってる
優月
優月
和樹
優月
優月
優月
クラスメイト
やばぁ 笑顔ひきつってるよ? 傑作だわぁ
そうね。 ちょっと面白かった
けど、またなにするかわからないから
油断禁物ね
そんなこんなで優月も流石に何もしてくることはなく、文化祭当日を向かえる
でも、この時点で優月たちとの直接対決のカウントダウンは始まっていたんだ
そのことに気づいてるものはまだ誰もいない
コメント
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大ファンです!