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由美子と別れた後、駅前でスマホが震え
早樹は画面を確認すると直ぐにその内容をアホ美に告げる
海村早樹
権田沼奈穂美
海村早樹
海村早樹
権田沼奈穂美
そうすれば前野の洗脳が解け幸枝は目を覚ますかもしれない
でもそうなれば
幸枝は自分が騙されていたことを知り深く傷つくかもしれない
海村早樹
権田沼奈穂美
海村早樹
権田沼奈穂美
海村早樹
アホ美の口から出た"援護"という言葉に
海村早樹
そんな言葉を思い浮かべるも
海村早樹
海村早樹
限界に近い自分の身体のことを考えると
どうしても全てを否定してしまう
翌日
黒板にはまた信吾を含めた友美への落書きがされ
幸枝が鋭い視線を友美に向ける
その様子を早樹は廊下からこっそり見つめていて
自分の無力さに悔しさが込み上げていた
だが今、無理に動けば身体にかなりの負担となる
だからこうして見ていることしかできない
結局は何もできず
保健室に戻るしかなかった
放課後
アホ美と共に再びファミレスを訪れた早樹は
岸川楓
同じ塾に通っていた同級生、岸川楓と再会
信吾に関する話をさらに詳しく聞くことができた
内容は飛鳥や由美子の時とほぼ同じで
やはり信吾は自分の誘いを断った友美を憎んでいるようだった
海村早樹
岸川楓
岸川楓
岸川楓
やはり本当の黒幕は前野信吾だった
信吾はかなり個人的な理由で友美を恨み
幸枝を操って友美を攻撃させていた
その後、楓の飲食代をアホ美が負担することを告げ
岸川楓
楓と別れアホ美と共に駅に向かった
塾では殆ど面識のなかった信吾
だが塾での信吾は特に成績が良く
名門の私立や有名大学の付属校も狙えると言われていた
そんな信吾がなぜかランクを落として同じ高校を受験した
合格圏内と言われていたいくつもの名門私立や有名大学付属
塾の講師や他の生徒達の誰もがそっちを狙うと思っていた中
ランクを落とした高校を滑り止めでもなく本命で受験し合格
もちろん成績トップでの主席合格となり
入学式では新入生代表に選ばれて挨拶もしていた
その挨拶を聞く前に早樹は早退してしまったが
なぜ信吾がランクを落としたのか不思議に思っていた
海村早樹
海村早樹
海村早樹
権田沼奈穂美
海村早樹
権田沼奈穂美
海村早樹
海村早樹
幸枝のことを考えると胸が苦しくなる
何としても助けたい
できることなら自分のこの手で守りたい
権田沼奈穂美
急に隣にいるアホ美の声が遠く感じた
海村早樹
海村早樹
連日の無理が祟ったのか
強い動悸と息切れがして
どんどんと気が遠くなっていく
権田沼奈穂美
微かに聞こえるアホ美の声に答えることもできず
早樹そのままは倒れてしまった