事件が起こったのは半年ほど前。
楓弥がBUDDiiSとしてデビューする少し前のことだった。
放課後、教室に忘れ物を取りに来ると中から誰かの声が。
隙間から覗くとそこにいたのは…
楓弥とその当時の彼女だった。
○○
(…楓弥?)
入るタイミングを完全に逃してしまった。
入れずにしばらくみていると…
楓弥
ほんとにお願い。
楓弥
夢のためなんだ。
楓弥の彼女(元)
なんで?
楓弥の彼女(元)
突然別れようなんて…
○○
(別れ話の最中…?)
○○
(てか夢のためって何…?)
楓弥
やっとチャンスがきたんだ
楓弥
これを逃すわけにはいかないんだよ
楓弥の彼女(元)
じゃあもうわかったよ
楓弥
わかってくれてありがとう
楓弥の彼女(元)
その代わりに最後のお願いきいて?
楓弥
え、うんなに?
楓弥の彼女(元)
ん!
楓弥
え、?ちょっとまって
楓弥の彼女(元)
はやくしてよ!!
楓弥
え、?
楓弥の彼女(元)
もうわかってんでしょ!!
楓弥の彼女(元)
ほら、してよ
"キス"
○○
(…え?)
楓弥
じゃあするけど約束して
楓弥の彼女(元)
何?
楓弥
これから先、俺に一切話しかけないでね
楓弥の彼女(元)
え、なんで!?
楓弥
夢のために。
楓弥
それが約束出来るなら最後に1回だけね。
楓弥の彼女(元)
はいはい約束しますー
楓弥
じゃあ1回だけ
楓弥はそう言って教室で口付けを交わした。
ほんの一瞬の出来事だったが、○○は頭が追いつかなかった。
○○
(あの楓弥が目の前で…)
○○
(だめだ、思い出しただけで無理)
○○はその場から逃げ出した。
でもその時の○○は知らなかった。
○○が逃げ出したのを楓弥は目撃していたということを。
私はとにかく走って学校を出た。
出たあと、すぐに親友のさえに連絡した。
○○
((もしもし?
さえ
((ん?どした?
○○
((きて、なるべくはやく
さえ
((え?わかった
○○
((今学校にいるから
さえ
((あ、学校なのね
さえ
((今すぐ行く
電話を切って数分後、さえはすぐに駆けつけてくれた。
そしてさっきの出来事を簡潔に話した。
さえ
え!?楓弥が!?
○○
ちょっと声でかいって
さえ
ごめんごめん
さえ
それを目撃しちゃったのか…
○○
そうなの、ほんとどうしよ
○○
これから気まづくなっちゃう…
さえ
そうだよね…
さえ
てか忘れ物取りに行けてないんでしょ?
○○
それはそうなんだけど今それどころじゃない…
さえ
ま、それはそっか。
さえ
一旦明日は様子見ね
○○
うん、わかった
さえ
楓弥とは話さない方がいいんじゃない?
○○
え、?
さえ
とりあえず距離置いてみよ
○○
え、あ、うん
その日はとりあえず解散になったけど…
この数日後、更に大変なことになっていってしまう…
next⤑100⬆️







