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彼女が生きていれば

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彼女が生きていれば

1 - 彼女が生きていれば

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2022年09月11日

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君が生きてたらどんなによかった

誰もが想像もできない辛さに

耐えてきて

最後を迎えて

何度も何度も

君のことを思い返して

辛いんだ

君の辛さは分からない

君のつらいところはたくさん見てきた

こんな僕でも

その度に

“あ〜“自分って何もできないんだ

と絶望した

でも結局何も変わらない

君が苦しんでるところも

僕はただそれを見てるだけってことも

全て現実なんだって

君が苦しんでるのもヤダ

でも最後を迎えて辛さが無くなるのも

嫌だ

優柔不断のまま_________

部活があって

君の最後を見れなかった

僕が急いで駆けつけると

そこにはやすらかに

眠っている彼女がいた

肌は白くて冷たい

彼女の周りに

医師たちが立っていた

そして一人の医師が

“彼女さん最後君に会いたいって言ってましたよ“

と言った

僕はさらに絶望した

 どんなに僕に会いたかったか

彼女の最後は親族も友人も居なかったそうだ

 部活なんて入ってなければ

僕は_________僕は_________

そのあと僕は部活を辞めて

自ら三途の橋を渡った

待っていたのは彼女だった

僕が見たこともないような笑顔

走れるはずのない彼女が

走っていた

“こんな君を見れてよかった“

つい心の声が漏れる

すると彼女はこちらに気づいて

笑いながら駆け寄ってくれた

また新しい人生のスタートだ 

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