君が生きてたらどんなによかった
誰もが想像もできない辛さに
耐えてきて
最後を迎えて
何度も何度も
君のことを思い返して
辛いんだ
君の辛さは分からない
君のつらいところはたくさん見てきた
こんな僕でも
その度に
“あ〜“自分って何もできないんだ
と絶望した
でも結局何も変わらない
君が苦しんでるところも
僕はただそれを見てるだけってことも
全て現実なんだって
君が苦しんでるのもヤダ
でも最後を迎えて辛さが無くなるのも
嫌だ
優柔不断のまま_________
部活があって
君の最後を見れなかった
僕が急いで駆けつけると
そこにはやすらかに
眠っている彼女がいた
肌は白くて冷たい
彼女の周りに
医師たちが立っていた
そして一人の医師が
“彼女さん最後君に会いたいって言ってましたよ“
と言った
僕はさらに絶望した
どんなに僕に会いたかったか
彼女の最後は親族も友人も居なかったそうだ
部活なんて入ってなければ
僕は_________僕は_________
そのあと僕は部活を辞めて
自ら三途の橋を渡った
待っていたのは彼女だった
僕が見たこともないような笑顔
走れるはずのない彼女が
走っていた
“こんな君を見れてよかった“
つい心の声が漏れる
すると彼女はこちらに気づいて
笑いながら駆け寄ってくれた
また新しい人生のスタートだ