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グランプ
その後はひたすら走らせて
グランプ
ここにきた
カートス
そこで私と出会ったんですよね
グランプ
そうだな
グランプ
ありがたかったよ
グランプ
家も貸してくれてさ
グランプ
学校にも行かせてもらった
グランプ
ご飯も食べさせてもらった
カートス
当たり前ですよ
カートス
貴方は落ち込んでいた
カートス
それで気になったから助けたんです
グランプ
落ち込んでたのかw
カートス
暗いなぁーって
カートス
でもまぁそうなるでしょう
グランプ
そうだな
ゴーンゴーン
グランプ
おや、もう11時か
グランプ
長く喋りすぎたようだね
カートス
いえいえ
カートス
聞いててとても良かったです
グランプ
また来るよ
カートス
はい
次の日
朝早くカートスは店の準備をしていた
そこに1人の女性が飛び込んできた
スザンヌ
カートスさん
カートス
おや
カートス
お返事ですか？
スザンヌ
はい
スザンヌ
ここで働かせて下さい
カートス
誘っておいてなんですが
カートス
ここは酒屋
カートス
変な客も多いですよ？
スザンヌ
それでもいいです
スザンヌ
やっぱり諦められない
スザンヌ
歌う事が生き甲斐なんです
カートス
では、これからよろしくお願いしますね
スザンヌ
こちらこそ
スザンヌは満面の笑みだった
これから新しい生活が始まる
そう思うと胸を躍らせた
そして
夜が来た
客は一段と多くなりお祭り騒ぎだ
まもなくスザンヌの出番がやってくる
久しぶりの人数に緊張してきた
カートス
今回、我が店に歌姫が誕生しました
カートス
スザンヌです
パチパチパチパチ
スザンヌは会釈した
少しだけ高いステージ
眩しいライト
手をたたく観客
帰ってきたのだ
夢を追いかけるステージに
スザンヌ
よろしくお願いします！
パチパチパチパチ
曲のメロディが流れた
スザンヌはそっと歌い始めた
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