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主。

みなさんこんにちはっ!!

主。

こちら、『きいてください、神さま。』の第六話となりますっ!!

主。

注意事項等はプロローグ参照

主。

それでは、いってらっしゃいませ!!

オレがいつも通り神社の掃除をしていると、 昨日At様が入るなと言っていた部屋の前を通りかかった

Mz

ここは確か立ち入り禁止なんだよな

そうつぶやきながらその扉を無視してAt様の寝室の掃除に取りかかろうとする

しかし、なぜだかどうしてもその扉の向こうに広がる空間が気になって オレは思わず足を止めてしまった

Mz

(なんでだろう、すごく気になる)

Mz

(At様に入るなって言われてるし、約束を破る気はないんだけど、、、)

オレがそんなことを考えながらじいっとその扉を見つめていると、 扉の向こう側から誰かにおいでおいでと呼ばれているような気がした

Mz

気味が悪い、早くAt様の寝室の掃除に、、、

そう独り言をこぼしながら足早に部屋の前を通り過ぎようとすると、 オレの耳はここにはいないはずの大好きな家族の声をとらえた

Tg

Mzたん、こっちだよ

Mz

Tgっ、!?

Tg

そうだよ?

目の前の扉の向こう側から失ってから数年間一度たりとも忘れたことのない 大切なもう1人の親代わりがいるかもしれないと感情的に考えてしまって、 そんなわけないだろ、引き返せと叫ぶ理性的な自分を押さえて オレの体を動かしてしまう

オレの頭にぼーっとモヤがかかったような心地がして、 オレは神の言いつけを破って目の前の扉を開けて 禁じられた空間に足を踏み出してしまった

オレが禁断の部屋に足を踏み入れると、 目の前に古びた本のようなものがたくさん保存されている空間が広がった

Mz

うわ、すご、、、

Tgの声に誘われて来たものであるのでキョロキョロと辺りを見回すが、 当たり前のことではあるもののTgは近くにはいなかった

Mz

幻聴とか、、、疲れてんのかな

Mz

At様にも申し訳ないし、さっさとここから出て、、、

神の言いつけを破ってしまった後ろめたさに耐えられず オレがくるりと体を回れ右させて部屋を出て行こうとすると、 視界の端で何かがぽうっと光った

Mz

ん?

なんとなく優しく光っているそれの正体が気になって、 オレは穏やかな光を放つそれに視線を向ける

そこには、他のものと変わらない古びた本のようなものがあった

Mz

なんでこれだけ光ってんだろ、?

オレがそう疑問に思うのと同時に、 体が勝手に動いて光り輝くその本を手に取ってしまった

Mz

え、流石に触るのはヤバいって、、、

早くこれを元の場所に戻してこの部屋から立ち去りたいのに、 体が言うことを聞かず、パラパラとその本をめくり始める

どうしよう、と困惑しながら焦っているオレを差し置いて、 オレの手は本の途中で先をめくるのをやめた

古びた紙に書いてある言葉に、オレは目を見開く

Tg『おれはどうなってもいいから、2人を守ってください、神さま。』

At様が先日、この部屋は人々の願い事が履歴のように保存されている 自分の仕事部屋だと説明をしていた

実際に、Tgの願い事が書いてある頁をめくって数日前の履歴を見ると、 オレが幼い頃に神社で祈ったあの願いも残されている

そこには、たまにAt様の寝室で見かける彼の手記と同じ字面で、 『俺の力じゃどうしようもない、ごめん』と書き付けがされており、 何回もこの頁を開いたのか他の紙と比べて保存状態が悪い

Mz

……。

その後Tgの願い事の頁に戻ると、 そこに記された日付は彼が行方不明になった当日のもので、 オレの願い事と同じAt様の字で『最優先事項』と書き付けがされていた

思わずAt様の字で書かれた大好きなもう一人の親代わりの願い事を 指でなぞると、オレの頭に何かの記憶が流れ込んでくる

Mz

これは、、、Tgの記憶?

そんなことをつぶやいたが最後、 オレは自分の脳みそで描き出される彼の記憶に意識を集中させた

おれの名前はTg、大好きな家族と幸せに暮らしているなんの変哲もない青年だ

Tg

Ktyー、おれ隣の村に買い出しに行ってくるね!!

Kty

わかった、どれくらいに帰ってくるの?

Tg

うーんとね、夕方までには戻ってくるよっ!!

Kty

はーいっ!!

恋人であるKtyにお出かけの内容を伝えていると、 おれの足にきゅっと可愛らしい少年がくっついてきた

Mz

Tg、どこかいっちゃうの?

Tg

あ、Mzたんっ!!起きたんだね

Mz

うんっ、がんばってはやおきしたのっ!!

褒めて褒めてと言わんばかりに目をキラキラさせている 可愛らしい彼におれは、えらいねぇ、と言いながら よいしょとその体を抱き上げた

Mz

えへへ

Kty

僕の口癖が移っているだと!?

Tg

子供は周りの大人を見て育つからねw

今おれが抱き上げているMzという少年は村の外に捨てられていた子で、 それを見つけたKtyが家に連れて来たのだ

Ktyと二人で話し合ってこの子を育てることに決めてから、 もう数年経ったんだなあということを大きくなったMzたんを見ながら思った

Mz

ねーねーTg、オレきょうもかみさまのとこいくんだー!!

Tg

ああ、山の中にある神様がいらっしゃる神社?

Kty

Mzちはあそこ大好きだねw

Mz

うん、なんかすっごくおちつくの!!

そう言いながら幸せそうに笑っているMzたんを見て、 いつか彼を誰よりも幸せにしてくれる素敵な人が現れるといいなあ なんてことを考えていた

おれは隣の村に出かけるためにMzたんの体をKtyに引き渡し、 不服そうな顔をしている幼い男の子に言いつけた

Tg

おれはKtyとMzたんが今日すっごく美味しいものを食べられるように
隣の村までお買い物に行ってくるの

Tg

夕方までには帰ってくるから、ちゃあんといい子で待っててね?

Mz

わかった!!

Tg

Kty、お仕事しながらMzたんのお世話をするのは
大変かもだけど、お願いしてもいい?

Kty

大丈夫だよ、いってらっしゃい!!

ニコニコと頼りがいのある笑顔を浮かべるKtyと 無邪気におれに手を振っているMzたんに見送られて、 おれは隣の村まで出かけた

Tg

うーん、買うものはこれくらいで全部かなあ、、、

おれが自分で用意した買うもの一覧を確認しながら村に戻ろうと歩き出すと、 後ろから見知らぬ男性に声をかけられた

隣の村の村人

あの、すみません、、、

Tg

はい?どうしました?

隣の村の村人

少し、道に迷ってしまって、、、

Tg

えっ、それは大変!!

Tg

どこに行きたいんですか?

隣の村の村人

こういうお店なんですけど、、、

Tg

あー、あそこならわかりますよっ!!

Tg

おれについて来てくださいっ!!

おれは困っている人を放っておいてはいけないと思い、 彼が探しているお店に連れて行ってあげることにした

隣の村の村人

……ニヤ

おれが村人たちの民家が並ぶ通りを通っていると、 とある家の前で男にぐいっと腕を引かれて口を塞がれた

Tg

!?

Tg

んー!!んー!!

助けを呼ぼうにも現在は真っ昼間であるのであたりに人はおらず、 おれが暴れても相手の力が強く反抗できない

隣の村の村人

やっと捕まえた、Tgくん、、、♡

隣の村の村人

君と僕は運命の赤い糸で繋がれているというのに、
隣の村のアホっぽいピンク頭と恋人同士だなんて、、、

おれは持っていたカゴでその男を殴り、 その隙に彼の腕から抜けて距離をとりながら唸る

隣の村の村人

グハッ、!

Tg

おれは君のこと知らないよ、初対面だもんっ!!

Tg

てゆーか、おれの大好きな恋人のことバカにしないでっ!!

隣の村の村人

嘘だ、僕たちは永遠の愛を誓い合ったじゃないか!!

向こうは約束を破られたような口ぶりでそんなことを話すが、 あいにくおれにはそんな記憶は一切ない

Tg

そんなの知らないよ、おれ君と話したの今日が初めてだよ!?

隣の村の村人

確かに言葉を交わしたのは今日が初めてだけど、、、

隣の村の村人

君は5年前に、僕を見て幸せそうに微笑んでくれただろう!?

Tg

5年前ぇ?

おれには全くその記憶はないが、一応と思って記憶を探るも、 5年前といったら一人で歩けるようになったMzたんを連れてKtyも一緒に この村で3人で買い物をしたことぐらいしか覚えていない

Tg

それ多分君じゃなくて家族を見てたんだと思うけど、、、

とてとてと一生懸命歩いてくるMzたんとそれを見守っているKtyの近くに、 そういえば目の前のこいつみたいな顔立ちの男が いたかもしれないと思い出した

隣の村の村人

嘘だ、あの時君は絶対に僕のことを見ていた

隣の村の村人

嘘なんかつかなくていいんだよ、
もう僕たちの愛を邪魔する奴はいないんだから、、、♡

Tg

(気持ちわるっ!!)

Ktyが言ってくれればときめきそうな甘い言葉でも、 別に好きでもない知らない人がいえば気持ち悪いだけである

Tg

(いや、流石にこれはKtyでもキモいかも、、、)

Tg

(まあKtyは絶対そんなこと言わないけど)

隣の村の村人

僕の手を取っていいんだよ、一緒に生きていこう

Tg

固くお断りします

隣の村の村人

素直じゃないなあ、そんな君も可愛いけど、、、

これ以上こいつと話していてもらちがあかないと思って おれは足早にその場を去ろうとしたが、 その直後に聞き捨てならない言葉が聞こえてくる

隣の村の村人

君は僕に嫁ぐ準備のために村に戻るんだよね?

Tg

は?そんなわけ、、、

隣の村の村人

ねえねえTgくん、僕は君の全てを知っているよ

隣の村の村人

君の恋人であるKtyくんがとても親切な好青年で、
困っている人を見かければすぐに声をかけてあげちゃう人なのも

隣の村の村人

僕がKtyくんの仕事場の近くで体調が悪そうにうずくまっていたら、、、

隣の村の村人

僕が包丁を持っていることなんか気づかないで
僕を助けようと近づいてくるんじゃないかな?

Tg

!!

隣の村の村人

君が可愛がっているMzくんのことだって知ってるよ

隣の村の村人

彼はいつも山の中の神社で遊んでいるよね

隣の村の村人

TgくんやKtyくんが大好きなあの子に、
あっちの方で二人が呼んでいるから着いておいでといったら、、、

隣の村の村人

純粋無垢な彼は僕に着いてきて、簡単に誘拐できちゃうと思わない?

Tg

それは、教育をすれば、、、

隣の村の村人

君の家だってもちろん知っている、
3人まとめて危害を加えることだってできるよ?

Tg

っ!!

隣の村の村人

僕は君が欲しくてたまらないんだ、それ以外は正直どうでもいい

隣の村の村人

君を手に入れるためなら
あの二人をこの世から葬り去ることだって厭わない

隣の村の村人

でも君は、、、それが嫌だろう?

Tg

このっ、!!

隣の村の村人

二人のためを思うなら、
おとなしく僕と結婚したほうがいいと思わない?

Tg

村の役人に通報してやる、!

隣の村の村人

それは不可能だね、だって僕が村の役人だから

隣の村の村人

僕はとても仕事に真面目な優秀な役人で通しているから、
証拠もなしに君の証言を信じる人はいないだろうね

Tg

(なんでこんな奴が役人に、!!)

Tg

(こいつと結婚するとか絶対嫌、だけど、、、)

Tg

(訴えても多分聞き入れてもらえないし、
この男本当になんでもしそうだな、、、)

Tg

わかった、君に嫁ぐよ

Tg

だけど、荷物をまとめたいから少しだけ時間をくれる?

隣の村の村人

もちろん、待っているからね

そう言いながら暗い愉悦に染まった気持ちの悪い笑顔を浮かべて、 男はおれに再会の約束を取り付けた

Tg

(本当に最悪、信じられない)

Tg

(でも、、、仕方ないよね)

おれはこっそり唇を噛みながらも、大切な家族のために最悪の決断を下した

背景昼間ですが深夜だと思ってください(By主)

その日の夜、おれは布団から起き上がって辺りを見回す

Tg

(KtyもMzたんも寝てるかな)

そっと自分の隣で布団にくるまって丸くなっている小さい生き物の 愛らしい顔を覗き込むと、彼は規則正しい寝息を立てて ふにゃふにゃ幸せそうに眠っていた

そのもう一個向こう側の布団では、最愛の人も穏やかな寝息を立てており、 彼もまた夢の中にいるようだとわかる

おれは二人を起こさないように布団から抜け出し、 大回りをして二人のそばに行く

Mz

むぅ、かみさまぁ、、、

Kty

ん、まって、もうたべれない、、、

聞こえてきた大好きな二人の気の抜けた寝言に、 おれはくすくすと一人で笑みをこぼす

Tg

ふふっ、幸せそう、w

でも明日、この笑顔は崩れてしまうのだろう

他でもない、おれが原因で。

Tg

ごめんね、ごめんねMzたん

Tg

ずーっとずーっと、大切に思ってるからね

おれがそう言って彼の丸い頭を撫でると、 彼は幸せそうにおれの手に擦り寄ってきた

おれは今度は視線をKtyに向けて、彼にも謝罪の言葉を告げる

Tg

Ktyもごめん、いつまでも一緒にいようって約束したのに、、、

おれは泣きそうになるのをぐっとこらえながら、愛しい彼に口づける

Tg

大好きだよ、離れていたっていつまでも愛してるから

おれはいつの日かKtyがおれにくれた 品のいい蒼石の装飾が施されたかんざしを彼の枕元におきながら、 一生の愛を誓う言葉を口にした

大好き、大好き、と何度も繰り返しながら、 あふれる涙を拭っておれは夜の街へと駆け出した

その後、うまいこと家を抜け出すことに成功したおれは、 身一つでMzたんが通っている神社にお参りに来ていた

神様がいらっしゃるという社の前に立って、おれは祈りを捧げる

きいてください、神さま。

Tg

おれはこの度、不本意ながらも
大好きな家族から離れることになってしまいました

Tg

あの男はおれが自分に嫁ぐなら何もしないと
表向きは言っておりましたが、本当のところは
どうするつもりであるかわかりません

Tg

ですから神さま、おれの代わりに二人を守っていただきたいのです

Tg

おれはどうなってもいいから、2人を守ってください、神さま。

その言葉を紡ぎながら、おれの瞳はほろりと涙を一粒流す

本当なら、ずっとずっと一緒にいたかった

可愛らしくて大好きなMzたんの成長を、 愛しい最愛の人であるKtyと一緒に見守りながら生きていきたかった

でもそれは、もう叶わない

Tg

(だから、せめて)

二人が生きていくこれからの未来に、これ以上不幸が訪れませんように。

おれはそう神に願いをかけ、おれを待っているクソ男のもとへ歩き出した

Tgの記憶からオレの意識が元の世界に戻ってきた時、 オレは自分の頬を何か生暖かいものが伝っている気がして自身の顔に触れる

Mz

泣いてる、

自分が涙をこぼしているのを自覚すると同時に、 オレの心は大嫌いだったあの神様への申し訳ない気持ちであふれていた

Mz

何が気が向かなかっただよ、ちゃんと守ろうとしてくれてたくせに、!

神様の詳しい事情なんかオレにはこれっぽちもわからないが、 オレの願い事の頁だけ紙がボロボロであることが 何よりも彼の努力を示しているような気がした

Mz

申し訳ないこと、しちゃったな、、、

とはいえここで謝るとこの部屋に入ったことがバレてしまうので、 どうしたものかと考えていると、ガチャリと扉が開く音がした

今現在この扉を開ける人などオレは一人しか思いつかないので、 オレは顔を青ざめさせながらも素直に謝ることにした

Mz

誠に申し訳ございません、、、

At

……入るなって言ったのに

Mz

うう、体が勝手に、、、ってこれはただの言い訳ですよね、、、

At

別に、あいつも最初は体が勝手にって言ってたから
いつかはこうなるだろうなとは思ってたけど

At

思ったより早かったからびっくりしただけ

Mz

“あいつ”、?

At

ああごめん、こっちの話だよ

At

それで、神様の仕事部屋に勝手に侵入した
お行儀の悪い巫女様は何を見たの?

ニコニコとからかうような調子でそう問いかけてくる彼に、 オレの心は申し訳なさでいっぱいになってしまった

Mz

本当にすみません、、、

At

そこに関しては怒ってないよ

At

ただ、何を見たのか気になるだけだから

Mz

えっと、オレが初日にAt様にキレ散らかした件に関する真実を、、、

At

よりにもよって、それを見たのか

Mz

本当にごめんなさい、At様がオレの願い事を
叶えようとしてくれたことを知らなかったとはいえ、
あんな生意気な態度をとってしまって、、、

At

それは全然怒ってない、
むしろそっちの方が都合が良かったから

At

君は、、、今も俺のことが嫌い?

Mz

そんなわけないです、本気でオレの願い事を
叶えようとしてくれてたことも今知りましたし

Mz

At様がとても優しい方だってことも数週間一緒にいて
もうわかっているので、、、

At

……え、すごく冷たくしてたつもりなんだけど

Mz

え?どこがですか?

Mz

オレが知る限りだと最初の方にオレのことを
煽るような言い方をしていらっしゃったこと以外は、
とても親切な方だと感じましたが、、、、

At

うそ、俺めちゃくちゃ冷たかったよ!?

Mz

あれで冷たいと思われていらっしゃるなら
あなたは相当親切な方かと、、、

At

まじか、、、

彼は自分で頭を抱え、項垂れる

Mz

(何をそんなに困っていらっしゃるんだろう、、、)

At

ちなみに、君は今俺のことどう思ってる?

Mz

すごく親切な尊敬するべき大人、とかですかね?

At

好きか嫌いかでいうと?

Mz

もちろん好きです

At

……。

彼はオレの返答を聞いてさらに困ったような表情を浮かべてしまった

At

(でも、見たところ彼の“好き”はそういう意味ではなさそうだし)

At

(俺があいつとMzを重ねすぎなければ、まあ大丈夫か、、、)

Mz

At様、?

At

ごめんね、気にしないで

At

それじゃあ俺は仕事をするから、Mzも仕事に戻ってもらえる?

Mz

はい、本当にごめんなさい、、、

At

いいんだよ、今度また肉じゃがを作ってくれたら許してあげる

Mz

(この神様、本当にいい人なんだな、、、)

Mz

もちろん作ります、At様が食べたい時ならいつでも!!

At

ふふっ、そっか

At

(本当にあいつにそっくり、懐かしいなあ)

オレを見て懐かしそうに楽しそうに微笑むAt様を見ていると、 いつも通り心の奥がふわふわすると同時に、 心のもっと表面のところはざわざわするような感覚に陥った

Mz

(なんか、いつもと感じ方が違うような、?)

Mz

(気のせいか、、、)

Mz

それじゃあオレは仕事に戻ります

Mz

今度からは勝手に入らないように気をつけますね

At

別に、もうあの記録が見られちゃったなら
今更心配事もないけど、、、

At

まあ、そうしておいて

Mz

はいっ!!

オレはAt様の言葉に元気に返事をして、 最新の記録を開いて願い事を叶える作業をし始めたAt様を残して仕事に戻った

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