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橘靖竜
meru
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一宮
一宮
三富
四ツ谷
一宮
七星
七星
四ツ谷
三富
三富
三富
三富
三富
三富
三富
三富
六冥
六冥
六冥
三富
三富
三富
三富
一宮
七星
四ツ谷
四ツ谷
三富
三富
七星
三富
三富
三富
七星
七星が叫ぶとほぼ同時に、覆面の男がステージの裏から飛び出してきた。
2人いたはずだが、なぜか1人だけだ。
もう1人はどこに行ったのか。
覆面の男B
ふらふらと左右に揺れる姿が妙に不気味だった。
覆面の男B
四ツ谷
覆面の男B
覆面の男は叫ぶと、六冥のほうに向かって駆け出した。
手元に隠していたナイフが光るのを、一宮は見逃さなかった。
三富
六冥に向かって走っていた覆面の男。その線上に三富がとっさに飛び込んだ。
結果、三富が体でナイフを受け止めることになり、覆面の男のナイフは三富の腹部に突き刺ささった。
三富
三富が咳き込んだように見えたが、その飛沫には赤いものが混じっていた。
覆面の男B
ぶつぶつと呟きつつ、回れ右した覆面の男は、いきなり外に向かって駆け出した。
四ツ谷
一宮も四ツ谷に加勢しようとするが、七星の声で我に返る。
七星
七星
一宮
慌てて三富のところに駆け寄ると、三富の上半身を抱えるように支えてやる。
三富
一宮
一宮
一宮の言葉にただ笑みを浮かべると、深く何度か咳き込む三富。さっきは混じる程度だった赤が、さらにはっきりと三富の口から吐き出された。
六冥
六冥も三富の元へと駆け寄る。
三富
咳き込みながらも、精一杯の笑顔を作る三富。
三富
六冥
六冥
六冥の瞳には大粒の涙が溜まっていた。
三富
三富
三富
連絡を終えただろう七星が戻ってくる。
七星
七星の顔を見て、三富は小さく吐息を漏らした。
三富
七星
七星
三富
三富
もう三富は長くない。彼の言動でそう悟ったのか、六冥が三富にすがりつく。
六冥
六冥
六冥
六冥
六冥
とうとう、溜まりに溜まっていた六冥の涙が、大粒になってこぼれ落ちた。
六冥
ずっと我慢していたのか、それを皮切りに彼女は大きな声で泣き出した。
なにもしてやれない自分が、無力で仕方がない。 一宮は小さくため息を漏らした。
三富
三富は震える手をポケットに伸ばすと、ポケットの中から銀紙に包まれたチョコレートらしきものを取り出す。
三富
三富からそれを受け取ると、銀紙を開けてチョコレートを頬張る六冥。
六冥
六冥
六冥
それを聞き届けて満足したのか、それとも最期の力を振り絞ったのか。
三富の伸ばした手が、そっと床へと倒れ込んだ。
六冥
六冥
六冥
六冥
三富は目を閉じたまま、ぴくりとも動かなかった。
七星
珍しく激昂した様子の七星が、壁を力強く叩いた。いや、殴ったというべきか。
七星
七星
独り言のように呟くと、一宮のほうへとやってくる。
七星
七星
一宮
七星はそう言うと、天井のほうへと視線をやってから、力強く呟いたのであった。
七星
七星
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