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ナツ・ミンクス
ブツブツと愚痴を言いつつ 足を進める小...いや青年か?
俺はナツ・ミンクス、
本当ならこんな時間から 外に出てやる事はしないんだけど
今日は 名門魔法学校 「シュヴァルツ・ヴァイザー」 の、合否確認に来ている
ナツ・ミンクス
周りに同年代らしき奴が多いな...
こいつらも合否確認か...
ナツ・ミンクス
想像よりも遥かに大きな校舎に 一瞬驚くが、
それも (まぁシュヴァルツだしな...) と、受け入れられた。
それ程有名な学校なのだ。ここは
と、とりあえずまぁ、 はい...るか...
ナツ・ミンクス
地図と自分の現在地を 見比べるが、何も理解が出来なかった
???
ナツ・ミンクス
ナツ・ミンクス
後ろから話しかけられたのに 一瞬驚いたが
紋章を付けているのを 見る限り
この学校の生徒で間違いは ないであろう....。
なんだ、この学校の生徒かよ
ナツ・ミンクス
ナツ・ミンクス
ナツ・ミンクス
ナツ・ミンクス
ナツ・ミンクス
???
???
???
あれ...?
おかしいな、私受験生の顔も 覚えてるはずなんだけど
覚えてないって事は...
"そういう事"だよね
???
???
???
ナツ・ミンクス
と言いつつも着いてくるんだよな....
???
ナツ・ミンクス
ここが会場か...
無駄に高そうなもんが多いな...
...
え、他の奴らみんな集団じゃね?
ぼっちで受けてんの俺だけかよ...
ぼっち...
そういえば中学の時のヤマモート元気かな...
わいわいと他の生徒が盛り上がってる中、 コツ、コツと靴の音が部屋に響いた
モブ
???
???
???
???
???
モブ
うるせぇなぁ
ナツ・ミンクス
ナツが小声で呟いた瞬間 パタンと電気が消えた
モブ
モブ
???
???
???
???
???
まじでうるせぇなぁ
1回黙らせてやる...か...?
パン!とスポットライトが 当たったかのように、部屋の中心が照らされた。
その中心には1人、誰かが立っていた
???
背格好からして、恐らく同じ学校の生徒であろう。
それ以外にひとつ分かるとしたら
こいつ...絶対強いだろ
???
???
???
???
???
なんだこいつ...
声がでけぇし
無駄にかっこつけてるし
なんだこいつ
???
???
モブ
???
???
アルベルト...
道理でこの魔力
ナツ・ミンクス
モブ
???
???
???
???
???
???
???
???
???
あ、こいつやばいやつか
ぜっっったい近寄らんとこ
???
???
ジワジワと溢れ出していた 魔力が、その言葉に合わせて 放出された。
流石としか言いようのない 魔力量だ...
思わず1歩後ずさりするぐらいには...
???
モブ
魔力の圧に慣れていない 1部受験生は 頭を抱えうずくまった
???
???
???
???
???
???
ナツ・ミンクス
こいつ、さっきのやつか!?
ていうかあの魔力量の生徒会長を あの扱いできるとか...
何者だよ...
???
???
なんだ...?今の魔法
魔法が発動されたであろう タイミングで、ゴト、と スラックスのポッケに 何かの重量を感じた
ナツ・ミンクス
思わずポッケに手を突っ込むと ヒンヤリとした金属があった
ナツ・ミンクス
モブ
モブ
モブ
???
モブ
???
あいつ図体デケェ癖に、 持ったいねぇなぁ
???
あいつさっきからうるせぇな
???
ナツ・ミンクス
???
モブ
モブ
モブ
モブ
???
あいつ最悪だな
???
???
モブ
???
???
モブ
...
よし、受かった、受かったぞ
見てろよアキ...
お前にはぜっっっっっったいに
負けてやらねぇからな...
???
???
???
???
???
モブ
モブ
争い知らずの学生徒:第一章 〜神となった狼編〜
制作:黒説都市