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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

前回は楽しんでいただけたでしょうか? 読み返してみると誤字が1部あったので少し「あー、」となってしまいましたねw

今回も楽しんでいただけると嬉しいです!

目が覚めると、そこは病院のベッドのようなカーテンが引かれ、そこに私は眠っていた

○○(貴方)

……あ、

ふと、「何してたんだっけ…」と思っていた時

風真(フウマ)

おはようございます。

○○(貴方)

ヒッ、

風真(フウマ)

あっ、ごめんなさい…

そこには見知らぬ人が居た、

風真(フウマ)

自己紹介が遅れました、

風真(フウマ)

僕の名前は「風真」と言いまして、ここの立花邸で働かせてもらっています。

風真(フウマ)

何卒よろしくお願いいたします。

○○(貴方)

あっ、はい、

風真(フウマ)

あなたは霧乃○○様ですよね?

○○(貴方)

はい、

風真(フウマ)

霧乃様、立花様との話は終わりました?

○○(貴方)

あ、そういえば、

私は一織さんの腕に包まれ、眠ったはず…

○○(貴方)

終わってないです…

風真(フウマ)

そうですか、では、立花様の部屋へ行きましょう!

風真(フウマ)

話が済んでないなら済ませた方がいいのではと思いまして…!

○○(貴方)

あ、はい!

風真(フウマ)

では、行きましょう!

風真(フウマ)

失礼します。

立花一織(タチバナ イオリ)

ん、

立花一織(タチバナ イオリ)

あ!○○さん!!

そこには和室で外の庭を眺めながらお筝の練習をする一織さんが居た

立花一織(タチバナ イオリ)

起きたの?

○○(貴方)

は、うん!

立花一織(タチバナ イオリ)

あー、敬語使おうとした!

立花一織(タチバナ イオリ)

タメで話してってば!

○○(貴方)

ごめん…

立花一織(タチバナ イオリ)

まぁ、いいけどさー?

立花一織(タチバナ イオリ)

で、風真どうしたの?

風真(フウマ)

あ、いえ、霧乃様を案内しようとついてきただけですので…

風真(フウマ)

では、

立花一織(タチバナ イオリ)

うん!おつかれ!

○○(貴方)

一織さん、お筝弾けるんですか?

立花一織(タチバナ イオリ)

んー、まだまだ!

立花一織(タチバナ イオリ)

練習始めたばっかで

○○(貴方)

へー、私もやっていいですか?

こうも大変な事ばっかりだったが、1年半くらいはお筝をやっていた。

立花一織(タチバナ イオリ)

うん、いいよ?

立花一織(タチバナ イオリ)

(また敬語だし…w)

○○(貴方)

やった!ありがと!!

立花一織(タチバナ イオリ)

いいよいいよ!

○○(貴方)

んー、

どうしようか、と悩んだ末、簡単な「喜びの歌」を弾いた

お筝と曲調が合ってない感じがしてあまり好まないが、1番簡単なのは何かと考えると頭に浮かんだのが「喜びの歌」だった

立花一織(タチバナ イオリ)

すご!

立花一織(タチバナ イオリ)

まさか弾けるとは思ってなかったw

○○(貴方)

んふふー!でしょー?

立花一織(タチバナ イオリ)

うんw

立花一織(タチバナ イオリ)

教えてよ!

○○(貴方)

えっ、教えるのは無理だよ…?

立花一織(タチバナ イオリ)

基本はできるから!

立花一織(タチバナ イオリ)

何かコツとか教えて!

立花一織(タチバナ イオリ)

今あれやってるんだよ、

立花一織(タチバナ イオリ)

いつも何度でも

○○(貴方)

あー、

スタジオジブリの曲はお筝と合ってる感じで好きだったから、何曲かは弾いていた…その内の1つでもあるのが「いつも何度でも」

お筝は弦を弾いて演奏するので和風な感じが出ていい、そこにスタジオジブリの落ち着いた曲調を合わせるととても良くなる。

○○(貴方)

弾いたことある!

立花一織(タチバナ イオリ)

マジ!?

○○(貴方)

スタジオジブリの曲好きだったの!

立花一織(タチバナ イオリ)

へー、

○○(貴方)

じゃあ、まず、この弦を抑えて

○○(貴方)

右手で弾く

○○(貴方)

次に……

という風にゆっくり教えて行く

○○(貴方)

どう?できそう?

○○(貴方)

とりあえず2小節まで

立花一織(タチバナ イオリ)

うん!やってみる!

そう言って弾き始めた一織さんの演奏はとても音が滑らかで、綺麗で、聞き入ってしまうような演奏だった

○○(貴方)

すご…

○○(貴方)

やっぱり一織さんは何してもすごいね!

そんな一織さんにまた1つ惚れた

立花一織(タチバナ イオリ)

なんか、疲れたー、

立花一織(タチバナ イオリ)

休も?

○○(貴方)

うん!

立花一織(タチバナ イオリ)

はい、じゃあ手出して

○○(貴方)

え?

立花一織(タチバナ イオリ)

手のマッサージ

立花一織(タチバナ イオリ)

やらなかった?

○○(貴方)

あ、まぁ……

立花一織(タチバナ イオリ)

ん!手、

○○(貴方)

はーい…

立花一織(タチバナ イオリ)

なんで嫌がるの!

○○(貴方)

嫌じゃない!

立花一織(タチバナ イオリ)

ふーん、そっか〜

立花一織(タチバナ イオリ)

気のせいか〜

立花一織(タチバナ イオリ)

なーんだ

と、なぜか残念そうに私の手をとってマッサージをやり始める一織さんの手は、ゴツゴツして、細くて、指は長く、男の人らしい手をしていた

○○(貴方)

はぁ…好き((ボソッ…

立花一織(タチバナ イオリ)

立花一織(タチバナ イオリ)

ん?

○○(貴方)

え?

まさか声に出てると思いもしなかった……これを「本音が漏れた」というのだろう

立花一織(タチバナ イオリ)

好きって

○○(貴方)

いや、

○○(貴方)

一織さんの手ですよ

○○(貴方)

綺麗な手だなぁーと思って…

私が一織さん本人の事が好きだなんて思いもしない一織さんは

立花一織(タチバナ イオリ)

そう?ありがと!!

と、にっこり笑顔を見せてくれた

立花一織(タチバナ イオリ)

○○さんの手も綺麗だけどね!

○○(貴方)

いや、それはないと思うけど、

立花一織(タチバナ イオリ)

そうかな?

立花一織(タチバナ イオリ)

あ、聞きたいことあったの

○○(貴方)

ん?

立花一織(タチバナ イオリ)

酷いことなんだろうけど

立花一織(タチバナ イオリ)

なんでそうも無愛想なの?

○○(貴方)

え?

立花一織(タチバナ イオリ)

笑顔とかあんま見せない気がして

立花一織(タチバナ イオリ)

元気な感じもしないし

立花一織(タチバナ イオリ)

ごめんね?

○○(貴方)

いいよ、

○○(貴方)

今まで楽しいこと無かったから

○○(貴方)

嫌な思い出ばっかりで

○○(貴方)

でも、

○○(貴方)

一織さんと会えてからは楽しいよ?

○○(貴方)

色々まかなってくれるし!

立花一織(タチバナ イオリ)

なら、良かった!w

立花一織(タチバナ イオリ)

ほら、笑って?

立花一織(タチバナ イオリ)

えーがーお!

○○(貴方)

笑ってとか言われて笑えるわけないよw

立花一織(タチバナ イオリ)

笑ってるけどw

○○(貴方)

www

○○(貴方)

こんなに笑えたのは一織さんのおかげだと思ってるよ!

○○(貴方)

明日から学校始まるの!

立花一織(タチバナ イオリ)

学校どこ?

○○(貴方)

桜ノ丘学園!

立花一織(タチバナ イオリ)

あー、

立花一織(タチバナ イオリ)

だからあの制服、

○○(貴方)

可愛いよね!

立花一織(タチバナ イオリ)

うん!

立花一織(タチバナ イオリ)

でも、遠くない?

○○(貴方)

2キロくらいですよ?

立花一織(タチバナ イオリ)

2キロ歩いて行くとか疲れるでしょ!

立花一織(タチバナ イオリ)

明日送って行かそうか?

立花一織(タチバナ イオリ)

というか、明日休みなんだ!

立花一織(タチバナ イオリ)

送ってくよ!

立花一織(タチバナ イオリ)

明後日は無理だけどw

○○(貴方)

えー、でも…

立花一織(タチバナ イオリ)

でも、じゃないの!

立花一織(タチバナ イオリ)

送ってくんだってば!

○○(貴方)

なんでそんなに送っていきたいのw

立花一織(タチバナ イオリ)

えっw

立花一織(タチバナ イオリ)

特に理由はないけどw

○○(貴方)

よく分かんないw

立花一織(タチバナ イオリ)

いーからいーから!

立花一織(タチバナ イオリ)

学校何時から?

○○(貴方)

8:15からのはず

立花一織(タチバナ イオリ)

はず って何w

立花一織(タチバナ イオリ)

じゃあ8:00に家でよっか!

○○(貴方)

はーい

立花一織(タチバナ イオリ)

寝坊はやめてね?w

○○(貴方)

する訳ないじゃんか!

立花一織(タチバナ イオリ)

ごめんごめんw

○○(貴方)

あ、終わる時間帯…

立花一織(タチバナ イオリ)

携帯持たせるから安心して

○○(貴方)

携帯…

○○(貴方)

何台持ってんだよ…w

立花一織(タチバナ イオリ)

予備で3台は置いてる!

○○(貴方)

へー、

立花一織(タチバナ イオリ)

その3台ほとんど使ってないしアプリとか入れてないから使っていいよ!

○○(貴方)

あ、ありがとう…!

立花一織(タチバナ イオリ)

うん!

立花一織(タチバナ イオリ)

ていうか、

立花一織(タチバナ イオリ)

もうご飯の時間だ、

立花一織(タチバナ イオリ)

行こ

○○(貴方)

はいはい

○○(貴方)

わぁ、おいしそう!

○○(貴方)

○○(貴方)

って、誰!?

蒼桜(アオ)

このお2人は初めてでしたね!

風真(フウマ)

自己紹介してやれよ

玲(レイ)

はいはい

玲(レイ)

初めまして霧乃様、

玲(レイ)

自分は玲と申します。

玲(レイ)

何卒よろしくお願いします

○○(貴方)

よろしくお願いします、!

雫玖(シズク)

初めまして、霧乃様!

雫玖(シズク)

私は、雫玖と申します!

雫玖(シズク)

霧乃様の手助けをできたらいいなと思います!

雫玖(シズク)

よろしくお願いします!

○○(貴方)

よろしくお願いします!

みんな可愛くてかっこよくて、一織さんが雇う人はみんなしっかりしてるんだな…

立花一織(タチバナ イオリ)

これで使用人は全員だ

立花一織(タチバナ イオリ)

さぁ、ご飯を食べよう

○○(貴方)

え、あ、うん!

立花一織(タチバナ イオリ)

そこ、座っていいよ

立花一織(タチバナ イオリ)

じゃあ、いただきます、

○○(貴方)

いただきます。

蒼桜(アオ)

いただきます

風真(フウマ)

いただきます

雫玖(シズク)

いただきます

玲(レイ)

いただきます

とみんなで声を1つにして言うと、黙々と食べ始める

食べ終わると

立花一織(タチバナ イオリ)

○○、お風呂に入ってこよう

と、唐突に呼び捨てにされて言われた事にびっくりした。 にしても誤解が生まれるような言い方をする一織さんが怖い。

○○(貴方)

誤解が生まれるような言い方やめて

立花一織(タチバナ イオリ)

え?ごめんw

○○(貴方)

まぁ、みんな分かってるだろうからいいけど…

立花一織(タチバナ イオリ)

分かってるの!?

と、使用人?の皆さんの方へ振り向き言うと、

玲(レイ)

分かってますよ?w

蒼桜(アオ)

霧乃様も誤解が生まれるような言い方やめてと仰っているのでね!

と、言ってくれ、。 まぁ、安心した。

立花一織(タチバナ イオリ)

良かったぁ…なのか?

○○(貴方)

うん、合ってる合ってる

○○(貴方)

お風呂先に入ればいいよ

立花一織(タチバナ イオリ)

ほんと?

立花一織(タチバナ イオリ)

ありがと!!

○○(貴方)

いーえ

○○(貴方)

じゃあ、使用人の皆さんありがとうございました!

そう言って一礼をしてから一織さんのお風呂が終わるまで部屋で待つことにした。

翌朝

立花一織(タチバナ イオリ)

○○、起きて〜

立花一織(タチバナ イオリ)

学校〜

○○(貴方)

ん、

立花一織(タチバナ イオリ)

あ、起きた

○○(貴方)

ん〜、

と、大きく伸びてから

○○(貴方)

おはよう

立花一織(タチバナ イオリ)

おはよ!

立花一織(タチバナ イオリ)

準備してね!

立花一織(タチバナ イオリ)

待ってるから!

○○(貴方)

はーい

朝から好きな人に起こしてもらえるなんて幸せすぎる。

そんな事を考えながら学校の準備をする。

○○(貴方)

あー、学校でなんか言われるかな…

1週間くらい学校に行かずに居る私はクラスのみんなからの言葉が少し怖い。

○○(貴方)

よし、

制服に着替え、髪を整え、顔を洗い、歯を磨き、家を出た

制服

校門前

立花一織(タチバナ イオリ)

はい、行ってらっしゃい!

立花一織(タチバナ イオリ)

頑張ってね!

○○(貴方)

うん、ありがと!!

○○(貴方)

終わったら連絡するね!

立花一織(タチバナ イオリ)

はーい

という一織さんの返事を背中に車の扉を閉め学校へ行った。

立花一織(タチバナ イオリ)

可愛すぎ…

○○(貴方)

おはよう…

私が教室へ入ると 一瞬にして教室全体が静まり返った

○○(貴方)

えっと……

A))久しぶり…!

B))○○じゃん!!

そんな一言から始まって、教室中が騒がしくなった

C))○○ちゃん久しぶり!

D))お前大丈夫か? 元気にしてた?

○○(貴方)

うん、久しぶり!

○○(貴方)

大丈夫、元気になったよ!

D))なんか、○○表情豊かになってね?

A))前が無愛想だったみたいな言い方やめてあげなよ!バカ!

○○(貴方)

あははw

○○(貴方)

大丈夫だよw

A))………○○ちゃん笑ったぁぁあぁ!!

D))お前も言ってんじゃん!

そんな楽しそうに会話してるみんなが、温かく迎えてくれた事が嬉しかった。

○○(貴方)

ありがと

K))なぁなぁ、○○。

○○(貴方)

ん?

K))朝、誰に送ってきてもらったんだ?

○○(貴方)

え?

A))どうゆうこと?

K))なんか、車で送ってきてもらってたんだ

N))俺も見た!朝練の後だよな?

K))そうそう

○○(貴方)

なんでそんな事聞くの?

K))確か、親御さん…

○○(貴方)

あ、

R))彼氏なのかな?

L))おぉ!?

そんな事で盛り上がった教室

○○(貴方)

そんなわけw

○○(貴方)

義理の親みたいな人だよ

さすがにお兄ちゃんだなんて嘘ついたらバレる。 と思って親なんて答えたけど…

K))良かったぁ…

○○(貴方)

良かったって何w

K))あっ、いや、その…

N))彼氏じゃなくて良かったなんて、思ってる?

とニヤニヤしてるNくんに対してKくんは

K))ん、んなわけないだろ!

と言って、Nくんの肩をバシッと叩くと自分の席へ帰って行った

N))いったぁ… アイツ、こんなことしてるけど、ホントは○○ちゃんの事好きなんだって。意識してやれよ!((ボソッ…

○○(貴方)

えっ(照)

そんなストレートに言われても困る

だって、私は 一織さんが好きだから…

意識してあげよう… 告白されるまでは……

孤独で始まり夢で終わる。〜神様からの授け物〜

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コメント

27

ユーザー

せーしゅんですねぇ↑(本田〇佑かよ) 優月と同じ様に作品神っとるねぇ‪w

ユーザー

アオハル… 制服かわいい…!!

ユーザー

青春やな~ お筝か~ 俺ピアノが少し弾けるくらいやわ←どうでもいいわ てか制服かわいいな俺もこんなんが良かったわ まぁズボン派やけど (優月から性別……)

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