茉優
ねぇ太一!
茉優
今日が何の日か分かる?
太一
えー
太一
何だよ
茉優
何よぉ
茉優
わからないって言うの?
太一
いや
太一
急にそんな事言われても
困るし
困るし
茉優
アンタっていつもそう
茉優
ほんとに鈍感なんだから
太一
はぁ?
太一
もう俺疲れてんだよ
太一
いい加減にしてくれよ…
茉優
はぁ!?
茉優
なんで私が悪いみたいな
わけ!?
わけ!?
茉優
この私が、せっかく話してあげてるのに…
太一
いや
太一
そういうとこがもう疲れたんだって
太一
俺、他に好きな子出来たんだ
太一
別れてくれよ
茉優
は?
茉優
太一の分際でふざけないで
茉優
あんたは一生私の狗なのよ
茉優
勝手に別れるなんて、
許さないんだから
許さないんだから
茉優
ねぇちょっと!?
茉優
聞いてるの!?
太一が茉優をブロックしました
茉優
許さないんだから…
茉優
ぜったい
茉優
後悔させてやる……
半年後
太一
いやぁ
太一
嫌な夢見たわ
真希
どうしたの?
真希
話聞くよ?
太一
いやー
太一
実はさ
太一
元カノの最後のメッセージ
気になっちゃって…
気になっちゃって…
真希
ああ!
真希
彼女さんには悪いけど……
私たち愛し合ってたもんね
私たち愛し合ってたもんね
真希
仕方ないよ…
真希
ていうかそうさせた彼女に魅力が無かったのよ!
だから、気に病むこと
なんてないよ?
だから、気に病むこと
なんてないよ?
太一
ごめん真希
真希
え?
太一
別れてくれ
真希
……何言ってんの?
太一
頼む
太一
俺を助けると思って
真希
何それ…
真希
酷いよ太一…
太一
お願いだ
まき
えんを切ってくれ
がが強いとこが嫌なんだ
しにたくないんだ
ねっからお前とは無理だ
まき
えんを切ってくれ
がが強いとこが嫌なんだ
しにたくないんだ
ねっからお前とは無理だ
真希
そんなに私と別れたいの?
太一
仕方ないんだ
太一
頼む
真希
…わかった
太一
ありがとう
太一
これで、
茉優
太一は死なずにすんだね
真希
あなた、誰?
真希
あれ
真希
なんか、
家の前に人が立ってる
家の前に人が立ってる
太一
本当にありがとうな
真希
怖いよ!
真希
刃物持ってる!
真希
玄関でガチャガチャ
いってるの!
いってるの!
太一
やった…
真希
嫌!今度は窓ガラスが
バンバンいってる!!
バンバンいってる!!
真希
入ってきちゃうよ!
真希
太一!
真希
助けて!
茉優
みっけ
太一
これでもう
茉優
この泥棒猫が
太一
俺は解放されるんだ
真希
いやああああああああああああああぁぁぁ!!!!
太一
やった!!!
太一
茉優!
これで俺を諦めてくれる
んだよな!?
これで俺を諦めてくれる
んだよな!?
茉優
うん
太一
よっしゃあああ!
真希
よかったね
太一
ああ!
茉優
ほんとにね
太一
ん?
太一
真希?
太一
お前、死んだ筈じゃ
真希
しんでないよ
茉優
しぬのはあんた
真希
こいびとにするのは
茉優
あきらめるわ
太一
え?ちょっ、待てよ
真希
どう?怖かったでしょ!?
真希
私ね、あんたが浮気して
んの知ってたの笑
んの知ってたの笑
真希
そのまま別れんのは
あんたに癪だし。
で、元カノの茉優さんに
手伝ってもらったのよ
あんたに癪だし。
で、元カノの茉優さんに
手伝ってもらったのよ
真希
あんたに私と別れるように言わせるように脅迫してもらった!
あんたを譲ることを条件にね!
あんたを譲ることを条件にね!
茉優
怖かった?
茉優
ねぇ、怖かったでしょ?
真希
ほら
真希
あんたのせいで茉優さん
こんなになっちゃったん
だから
こんなになっちゃったん
だから
真希
責任はとりなさいよ
太一
いやだ……
真希
返事、したげなさい
真希
殺されるわよ