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僕と猫

3 - 僕と猫 第3話

♥

303

2019年06月25日

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動物になってみたいなぁ

なんて

一昨日だっけ。話したんだなぁ。

懐かしい。

僕はもうすぐ、この世界から消えるんだ。

今宵、宙へと舞うんだ。

バイバイ、

なんて、誰に言ったんだろう。

呑気に考えながら僕は一歩を――

その瞬間、視界の隅に

黒色の何かが揺れたんだ。

わ……ちょっと……

驚いた僕は、ギリギリのとこで

腰を抜かして座ってしまった。

ニャーオ

あ……君は

あの時の……

いつの日かなんて忘れた。

けど、はっきりと、しっかりと

あの日の記憶が

フラッシュバックしたんだ。

なんで居るの?

こんな所に。危険だよ?

通じないなんて分かってる。

けど―――

話がしたい。

この猫と

ニャーオ!ニャ!ニャオ!

君は、何かを僕に伝えたいのか。

必死に鳴いたんだ。

必死に、僕のために、

何言ってるか分からないや………ごめんね

ニャ………

この猫、言葉が通じるのだろうか。

そんなわけ無い。

けど、どこかで期待してるんだ。

君が、

止めてくれたってこと。

あのね、死にたいんだ。

僕なんかさぁ―――

猫なのに。

そんなの分かってる。

けど僕は、話したかった

何か、変わるかなぁ。なんて

僕はさぁ〜自殺したほうがいいかな?

ニャ!

君――猫は、首を振った。

激しく、何回も

そっかぁ、今日は辞めておくよ。

そう言って僕は、現実へ足を早めた。

先生

ええ、うちのクラスの〇〇さんが――

先生

行方不明になりました。

え?………

その名前を聞いて、自分の耳を疑った。

〇〇……それはつまり、

一昨日話したばかりのあいつ

なんで?

なんで、あの話をしたあと……

まさか

あいつ……

試したのか?

僕の願いを。小さな夢を。

猫……

会いたい。

込み上げて来る気持ちを、抑えながら。

僕は、考えてたんだ。

馬鹿みたいな感動の再開を。

一話に比べると短い(笑)

多分、次で完結!のばす((何も考えていない

まぁまぁ、次回をがんばります(笑)

それでは?

アデュー&バーイ✨

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