伊 黒 小 芭 内 s i d e .
氷菓子 を 食べ終え 、 俺となずは 鬼の出没する 場所へ向かう 。
白 崎 な ず .
伊 黒 小 芭 内 .
そう言い 、 なずと別れる 。
日没からだいぶ立ったが 、 なかなか 鬼が現れない … 、
伊 黒 小 芭 内 .
タッタッタッ と 素早く地面を蹴る 。
シ ィ ィ ィ ──── ッ っと 呼吸を使う音が聞こえた 。 きっとなずだ 。
じゃあ 、 そっちに 鬼がいるのか …
伊 黒 小 芭 内 .
俺は 、 地面を蹴る力を強め 、 なずの居るであろう場所へ向かう 。
白 崎 な ず .
幻想ノ花 夢幻 ッ !!
!! 見つけた 。
シュバ ッ という音と共に 、 鬼の腕が切れた 。
なずの呼吸は 、 相手に幻想を見せて その間に素早く 鬼を斬る 、 という呼吸法 。
だが 、 その鬼によって 、 幻想を見せられる時間が異なるので 、 最初は 大変らしい 。
白 崎 な ず .
私もう 体力 やばい … 、
白 崎 な ず .
伊 黒 小 芭 内 .
なずは 俺の発言に対して 、 ” はぁーい ” とやる気の中そうな返事をした 。
白 崎 な ず .
血鬼術使えるみたいで 、 炎出してくるから 、 気をつけて !!
伊 黒 小 芭 内 .
白 崎 な ず .
なずは そう言い放ち 、 呼吸 を使う準備をし 、 俺も 構え ───
鬼
鬼
そう言い 、 鬼は炎を出すが 、 なずが ギリギリのところで 、 呼吸を使い 、 鬼は幻想の中へ 。
伊 黒 小 芭 内 .
伊 黒 小 芭 内 .
シュバ ッ ッ という音と共に 、 鬼の首が 斬れ 、 地面に落ちた 。
白 崎 な ず .
早かったぁ ~ ! !
俺は ” ふう ” と息を吐く 。
伊 黒 小 芭 内 .
白 崎 な ず .
白 崎 な ず .
なずの発言に ” ああ ” と返し 、 屋敷までの道を少し早足で 歩く 。