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創
あれから、僕は 2週間に1回病室で 会っている。 病院での決まりで、 決まった日にちしか行けない。 そして、今日は会える日だ。 久々に会える。 楽しみだな、
コンコンコン
創
未来
創くん… そう、未来には、最近、名前で 呼んでもらっているである。 僕の心臓はもつのだろうか、
未来の母親
創
未来の母親
未来
そうして、未来の母親は 病室から出て行く。
創
未来
創
未来
未来さんから聞く話によると、 物に掴まっていても、 5分程しか立って いられないらしい。 そして、喋ることも 難しくなってきたことで ゆっくりでしか喋れなかったり、 マ行やハ行が言えなかったり するらしい。 それでも、未来さんは 本を音読したりして、 リハビリをしているという。
創
未来
創
未来
創
未来
未来さんは時々こういうことを言う。 きっと、近くに死という存在が あるのだろう。
〜2週間後〜
今日も会いに行く。 未来さんに話したいことが たくさんある。 早く会いたいな、 そう思い、創は早く歩き始める。
コンコンコン
創
創
未来さんがむせている。 それが病室に入った途端目に入った 光景だった。 そして、少し前に話していたことを 思い出す。 「最近、上手く飲み込めなくて、 すぐむせちゃうんだよね」 これは後から知ったことだが、 脊髄性筋萎縮症の人で 痰がつまり呼吸が出来なくて、 亡くなった人がいると……
創
僕はそう言いながら、 ナースコールを押す。
医者
あの後、医者や看護師が来て、 適切な処置をしていた。 心配だ。 もしかしたらなんてことも 考えてしまう。
未来さんのお母さんからだ、 僕はおそるおそる、 メッセージアプリを開く、
未来の母親
創
未来の母親
創
創
よかった、 未来さんは無事だ、 後、何回未来さんと 会えるのだろうか、
未来の母親
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通話
00:00
ん?電話だ、
創
未来
創
未来
創
未来さんだ、 よかった、生きてた、 そう思っていたら、 僕の目からは涙が出ていた。 未来さんの前では、 泣かないつもりだったのに、
未来
創
未来
未来
創
未来
創
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通話
03:18
よかった、 それに、 またねって言ってくれた。 またねっていう言葉だけで、 また会えると思える。 よし、明日から頑張ろう