第13話 天才?
ドドドドドドッ
野々原 エマ
…ふぅ、命中。
氷川 冬弥
( ゚д゚)
氷川 冬弥
すっ……すっげー!!
氷川 冬弥
全部真ん中に命中させてんじゃん!コントロール能力神かよ!?
水羅木 陽
あのー!こっち指導してよー!!
氷川 冬弥
えっ!?本当にどうやんの!?初めて見たこんな超人!
水羅木 陽
…伝わらねーわ。
百々亜 薫
もー!冬弥ー!!早く来いってー!
雲道 晴
あいつのことだから…2時間は待つんじゃない?
黄泉乃 一
ハハハ…まあ、気長に待ってあげよう。
百々亜 薫
あ、そーいえば一さんって育成を前に済ませてたって聞いてたんですが…
百々亜 薫
実際にαって倒したことあるんですか?
黄泉乃 一
ああ、もちろん
黄泉乃 一
だいたい12…くらいかな?
雲道 晴
結構倒してるじゃないすか!すげー
野々原 エマ
…あの冬弥、陽たちが呼んでたんだって。聞いてる?
氷川 冬弥
ちょっと待って、銃かっけー!なんかごっついんだけど!
野々原 エマ
…だれかーこれどうにかしてー
水羅木 陽
ごめんな、私には無理☆
百々亜 薫
同じく無理だぜっ☆
野々原 エマ
おめーらよぉ…
氷川 冬弥
きゃーエマちゃんお口の悪いー!
野々原 エマ
誰のせいだと思ってんだ
雲道 晴
…ほんとに全然進まないんっすけど。
雲道 晴
どうするんすか。
黄泉乃 一
どうすると言われてもね〜…
百々亜 薫
あっじゃあ!一さんが指導してくださいよ!
黄泉乃 一
えっ??
百々亜 薫
だって、α倒したことあるんでしょ?なら行ける行ける!
水羅木 陽
そーですよ!自信もってくださいよ!
黄泉乃 一
そう言われてもねぇ…あの時から大分時間が経ってるから
野々原 エマ
あーっあんな所で一さんが指導してるー(逃)
氷川 冬弥
ちょっと待ってー!
氷川 冬弥
ということで指導してください!お願いします!!
黄泉乃 一
あの一応君が指導者だからね???
黄泉乃 一
何どさくさに紛れて自分が指導される側になってるの。
氷川 冬弥
だってー18歳の語彙力より28歳の語彙力の方が伝わりやすいしさ
氷川 冬弥
そもそも指導って言われても何すりゃいーかわかんないし!
雲道 晴
(…理由になってなくね?)
氷川 冬弥
とーにーかーく!お願いします!!
黄泉乃 一
仕方ないなぁ…じゃあ、一旦やってみせるからね?
スゥッ……
ガッ
水羅木 陽
!?
氷川 冬弥
えっ…何が起こった?
雲道 晴
一瞬のうちに、しかも綺麗に岩を真っ二つにしやがった…この人
野々原 エマ
……すごい。やっぱさすが最年長。
百々亜 薫
う、うわぁ〜…!
百々亜 薫
すっげぇ〜〜〜〜!!!
黄泉乃 一
いやいや〜それほどでもないよ…
百々亜 薫
すごいですよ!!俺あんなの100年やってもできませんもん!!
百々亜 薫
縦に綺麗に岩を真っ二つにして!しかも結構静かにやってて!!
百々亜 薫
天才!神の子!!才能爆発!!!
雲道 晴
最後よくわかんねぇな
黄泉乃 一
そ…そんなに?
野々原 エマ
まあ、、、確かにあんなの普通の人が何年かでで覚えられるわけないし
野々原 エマ
只者でないことはこちらには伝わった
氷川 冬弥
ちなみに、Xになった歳って…?
黄泉乃 一
24…くらいかな。
百々亜 薫
待って!?!?4年でこんなのできたってこと!?
水羅木 陽
もはや天才通り越して超人。
百々亜 薫
よし決めた!!俺一さんの弟子になる!!!
雲道 晴
!?そんな、簡単になれるわけ…
黄泉乃 一
いいよー。
野々原 エマ
いいんかい。
百々亜 薫
ではではっ!これからよろしくお願いしますししょー!
氷川 冬弥
お願いします師匠!!
雲道 晴
お前もかい
水羅木 陽
なんか…緊張感がないね。
野々原 エマ
だよね〜。今んとこあんまり。
雲道 晴
まぁ…この訓練期間すぎたら緊張感が出てくるんじゃないの?
野々原 エマ
そうだね…ま、今ん所は普通に過ごしててもいいみたい。