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大吾side
ひどい雨の音で目が覚めた。 そういえば、昨日見たニュースで 今日明日は雨の予報やったな...。
大吾
和也
流星は耳のせいで大きい音や声が苦手で、 天気の悪い日は感覚過敏になりやすい。
大吾
和也
□□□□□
コンコン。
大吾
部屋に入ると聞こえた寝息。 極稀に俺が行ったときにはすでに起きていて、 メイクをしとったりすることもあるけど 今日もどうやらまだ寝とるらしい。 多分起こしても今日は学校行けれへんやろうから、 起きるまで寝かせとこうとゆっくりドアを閉めた。
□□□□□
大吾
流星の様子を見終わって下に降りると まだパジャマ姿の駿と謙杜がおった。
謙杜
駿佑
ほら、とメールを見せてくれた。 こんな状態やともしかしたら俺んとこの保育園も 休みかもしれへんな...と思ってメールを確認すると 案の定臨時休園連絡が。これは高校も休み説あるな。
謙杜
駿佑
ドタドタと階段を駆け上がるふたりに、 「恭平が起きたら学校休みか聞いてみてー」と声をかけると 「はーい！」と元気な返事が聞こえてきた。
・・・
流星side
珍しく、大にぃに起こされずに目が覚めた。 補聴器をつけると雨が窓を叩きつける音が 真っ先に耳に入ってくる。
流星
ひとつため息を落としてさっきつけた補聴器を外して ドアを開けた。
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