テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
青年の歩く後ろ姿は、妙に静かだった。 鎧もつけていないのに、背筋がぴんと伸びていて…多分、強い。
きら.
問いかけると、彼は少しだけ振り返った。
銀髪の青年
銀髪の青年
背筋がぞくりとした。 さっきの星空みたいな空も、この森も─全部、普通じゃない。
やがて小さな廃棄についた。 石造りの建物の中に、かろうじて焚き火が燃えていた。
銀髪の青年
そう言って青年は腰を下ろした。 焚き火の光で、青年の横顔がよく見える。 鋭い目つきなのに、どこか悲しげで、触れたら壊れそうな雰囲気。
銀髪の青年
きら.
きら.
私が答えると青年はふっと目を細めた。
銀髪の青年
選ばれたーー? 何のことかわからないけど、胸がどきりとした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!