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俺は高校生の秋斗(あきと) 今日は退屈な学校にいる

授業なんて聞いてても面白くない

学校自体も退屈だ

それでも 唯一楽しみなことがある

それは

雨音

……。

秋斗

……。

クラスのマドンナ 中村雨音(なかむら あまね)ちゃんに会えることだ

キーン コーン カーン コーン

ようやく授業が終わったみたいだ

周りも騒がしくなる

よし、今日こそは!

一弥

秋斗いるかー?

雅也

お、いるじゃん。

秋斗

せ、先輩?

一弥

昼飯食いに行くぞ。

一弥

移動も面倒クセェし、わざわざここまで来てやったんだから、こっちの教室までこいよ。

雅也

弁当あるよね?

秋斗

そ、そんなぁ……。

今日こそは一緒に弁当を食べようと思っていたのに……

先輩の闖入によって阻まれた

一弥

あ?

一弥

何嫌がってんだこの野郎。さっさと飯食いに行くぞ。

雅也

あっはは。強制だよ。

雨音

……。

秋斗

うっ、うう。

雨音ちゃんを横目に 俺は先輩達と昼ごはんを食べに行った

一弥

……ほう。

一弥

で、その雨音ってやつがさっきの美少女ってことか。

秋斗

え、見てたんですか?

一弥

見るだろ。あんな娘いたら。

雅也

なるほどねぇ。

雅也

それで、どうしたいんだい?

秋斗

え……?

秋斗

そ、それはぁ……仲良くなって。

雅也

具体的には?

秋斗

ううん……。

一弥

けっ。何も考えてねぇじゃねぇか。

秋斗

そうかも、しれません。

雅也

とにかく、仲良くなりたいのなら近づくしかないよね。

秋斗

それを、先輩方が邪魔……いいえ、食事の誘いで……。

一弥

あ?

秋斗

すみません……。

一弥

……まあ、それは悪かったが。

一弥

しかし、お前本当に俺たちが誘ってなかったとして、声をかけてたか?

秋斗

うっ。

秋斗

……お見通しですか。

一弥

んなこたぁ分かる。秋斗、お前は臆病で馬鹿で役立たずのおたんこなすだ。

一弥

無理な相談だろ。

秋斗

そ、そこまで言わなくてもいいじゃないですかぁ……。

雅也

どうしても無理なら、僕たちが手助けしてやるよ。

秋斗

先輩たちが……?

一弥

おいてめぇ。俺はそんなこと……

雅也

ほら、一弥。君も正直なところ邪魔したことが悪かったと思ってるんだろう?

雅也

それなら秋斗に手を貸してやるべきだよ。

一弥

………ちっ。

一弥

つっても、手を貸すったって、俺たちはその雨音って奴とは全然関わりねぇじゃねぇか。どうするつもりだ?

雅也

自分でいけないのなら、人の手を借りちゃえば大丈夫さ。

秋斗

人の手を……?

雅也

そう。

雅也

今日僕たちが、雨音って子に「秋斗が放課後残ってほしいなんて話をしているから、時間があればそうしてあげられないかな?」って言ってあげるんだよ。

秋斗

ちょ、無理無理!!

秋斗

無理ですよ!!

一弥

くっくっく。それは面白い。

秋斗

なんか悪巧みしてますよね?

雅也

一弥は知らないけど、僕は本気だよ。何でもいいから、放課後にデートにでも誘いなよ。

秋斗

で、デートなんて、俺には。

雅也

そんなに固く考えなくて大丈夫さ。

秋斗

どうすればいいんですか?

雅也

そうだねぇ。学校に関わることから相手の趣味やら、好きなものやら、あ、悩みを聞いてあげるのなんて良いかもね!

秋斗

う、うーん。俺には荷が重いですよ……。

雅也

何言ってるんだよ。とにかく行動しないと何も生まれないよ?

雅也

やってみなって。

雅也

ね。

秋斗

ううん……。

雨音

えー、そうなんだ!!

その時 前方から聞き覚えのある声がした

雅也

あれ、あの子、例の雨音ちゃんじゃない?

雅也

友達と一緒に歩いてるけど。

秋斗

あ、そうです!!

秋斗

うっ。やっぱり俺、あんな可愛い子と話すなんて絶対無理です……。

一弥

なあお前、雨音って言うのか?

雨音

え……?

秋斗

ちょっ!! 一弥さぁぁぁん!!

雅也

あの馬鹿……。

ちょっと目を離した隙に 一弥先輩は雨音ちゃんに声をかけていた

絶望のファンファーレが鳴り響く

一弥

おう、ちょっと話があるんだがいいか?

雨音

は、はい。何ですか?

秋斗

なんであの人はあんなに威圧的に話すことしかできないんですか!?

秋斗

あれじゃあ、カツアゲです!!

雅也

秋斗、諦めるんだ。

雅也

多分、もうデートは無理だ。

秋斗

雅也先ぱぁぁぁい!!

一弥

……と、言うわけなんだが。

一弥

ほら。あそこの頼りねぇ顔したガキなんだが、放課後にデート、してやってくれねぇだろうか?

雨音

は、はぁ。

雨音

秋斗くんなら知ってます。いつも楽しそうに先輩方とも話してますし。

秋斗

楽しくというより、ただただ連れ回されてるだけなんだけど……。

雅也

んん?

雅也

何かいったかい?

秋斗

い、いやぁ、何でも。

一弥

……で、無理だろうか。

一弥

あいつはあいつで、お前さんに話しかけようと頑張ってたみたいで、俺たちがそれを邪魔しちまったんだ。

一弥

だから、時間があれば乗ってやってほしい。

雨音

……。

秋斗

か、一弥先輩……。

雨音

私、秋斗くんと直接話してみますね。

一弥

おう。

秋斗

え、え!?

秋斗

なんか、雨音ちゃんこっち来てませんかぁ!?

秋斗

ってあれ、雅也先輩、どこに!!

雨音

秋斗くん。

秋斗

は、はい!!

雨音

あはは。クラスメイトなのに敬語なんて使わなくていいよ。

雨音

さっき、あの先輩に秋斗くんが放課後にデート……は恥ずかしいけど、遊びたいっていう話を聞いたんだよね。

秋斗

う、うん。

雨音

私暇だから、いいよ。

雨音

どこ行きたい?

秋斗

……………………え?

こうして 僕は雨音ちゃんと放課後に二人きりで遊ぶことになった

しかし、楽しいはずの時間が、まさかあんな恐ろしいモノと出会うことになるとは、この時は知る由もなかった……

【選択肢で結末が変わる】ホラー短編集

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