君との7ヶ月、最後の恋。

7月のある日

この告白は、私にとって…大事な大事な恋の幕開けでした──

半年前（高2の1月）のある日

小さいころから身体が弱くて病気がちな私は、しょっちゅう入退院を繰り返している

高校1年の時までは、年に2～3回程度の入院だったけど、2年になってからはもうすでに4回目だった

美由紀は1年の時からの友達で、私の病気のことも、入退院を繰り返していることもよく知っている

コンコンッ

潮田くんとは、先月知り合ったばかり

彼は怪我をして1ヶ月くらい入院していたらしい

ちょうど私も先月から入院していて、偶然談話室で知り合ったのが彼だった──

思ってもみない彼の言葉に、胸が高鳴った

こうして、彼…潮田くんは無事退院していった

その後も、宣言通り週に4回くらいは来てくれたり

私が退院した時は外で会ったりして…普通の高校生活を送っていた

──そして、私は、彼にだんだん惹かれていった

ギュッ

そう、この時はまだ、少しの望みを否定したくなくて… 退院できると信じて疑わなかった──