私は昔から
霊感持ちで
いつも近くに霊を感じてる
私が霊を感じるせいか
私の周りには霊が多いように思う。
でも何もされないし
怖いわけではないから
放っておいても大丈夫。
楓
あっつー!!
楓
梅雨だからジメジメしてて嫌だなぁ〜
ゾワッ
楓
……!
楓
また霊だ…
頭から血を流した女の人が
じっとこちらを覗いてて
口は微かに笑っている
楓
こわ…
楓
早く帰ろっと!
私は一人暮らしだから
家に帰ると1人だけど
いつもどこかに霊がいるから
どこにいても1人にはならない
それもそれで
怖いなぁ…
楓
ただいまぁー
楓
……って
楓
誰も居ないか笑
ゾワッ
楓
……
楓
最近…霊が多いなぁ…
楓
家にも来るようになったし…
楓
なんだかんだ怖いんだよねぇ…
胸をナイフで刺された男の子が
こちらをじっと見つめてた。
楓
あんな子供も…
楓
可哀想だなぁ…
楓
うーーん……
楓
あ、そうだ!
楓
お祓いしてもらおうかな。
お寺
楓
あの…、お祓いをお願いしたいのですが…
お坊さん
……
お坊さん
失礼ですが、お名前は?
楓
あ、えっと、楓です。
お坊さん
楓さん…ですか。
お坊さん
親御さんはいらっしゃいますか?
楓
……いえ、両親は私が小さい頃に他界しました。
お坊さん
そうですか…
お坊さん
分かりました…
お坊さん
では、あちらへ。
楓
はい、ありがとうございます。
お坊さん
高天原たかまのはらに神留かむづまり坐ます 皇親神漏岐神漏美すめらがむつかむろぎかむろみの命以み…………
お坊さん
はらいたまえきよめたまえ……
楓
……
楓
……
お坊さん
……お祓いは以上です。
お坊さん
安らかにお眠り下さいね…
お坊さん
楓さん。
この世界には
自分が霊だと気付かずに
生きる人が少なからず居るらしい。
霊には霊が近づくから
霊感があると勘違いし
何の違和感も持たずに生きてしまうそうです。
安らかにお眠り下さい。






