俺らがまだ小さかった頃
両親が亡くなった
信じたくなかった
信じられなかった
だけど、信じざるおえなかった
だって両親は
俺らの目の前で亡くなったのだから
俺ら家族は、あるマフィアの騒動に巻き込まれた
マフィア同士が揉めていたのだろう
俺らは何もしてない
何も悪いことなんてしてないんだ
ただ通りすがっただけだったんだ
なのに俺らの両親は...
当時小さかった俺でも、両親の状態くらいわかっていた
血を流し冷たくなった母親
動かなくなり息をしなくなった父親
両親が亡くなったのは俺らを守ったから
その事に今も責任感を抱いている
きっと他のみんなもそうだ
責任感だけじゃない
そのとき、初めて憎しみという感情を抱いた
とにかく恨み、憎んだ
今だって、ずっとそうだ
俺らの脳内は
復讐
その言葉で埋め尽くされていた
良くないことも知ってる
そんなことしたってどうにもならないことだって
分かってるんだ
でも、どうしても復讐がしたかった
俺らの憎しみを抑えるにはそれくらいしか方法が思いつかなかった
突然大切な人が奪われる気持ちを
味わって欲しかった
そしてもう、理不尽に命を奪わないで欲しかった
だからこの復讐計画を実行した
でも、情報が足りなかった
俺らは何もわからなかった
知っていたのは性別だけ
名前もわからなかった
だから俺たちは
同じマフィアになる事にした
理不尽に命を奪わないような
そんなマフィアに
悪い事をした人は裁かれる
でも、何もしてない人を裁く必要は無い
俺らが良いマフィアの見本になろうと心に決めた
そして俺らが所属したマフィアグループは...
LAZUNだ
メロン(主)
メロン(主)
メロン(主)
メロン(主)
メロン(主)
メロン(主)
コメント
9件
まだ次の話見てないんですけど 💜くんだと思います!
なーくんじゃね✩知らんけど✩