王耀
今、世界では人口増による人口爆発が起きているあるね。

王耀
だが反対に、我のような先進国では深刻な少子高齢化が進んでいるある。

王耀
そんな世には、今のような高齢社会には、

王耀
少子が高齢者を何人も支えられるほどの経済力が必要ある。

王耀
だが、己一人を養うのも難しい状況あるがため、強くは望めないある。

王耀
これに関しては仕方のないことあるが......

王耀
そして今、自己中心的に人口を削ろうとしている悪組織が

王耀
懸命に他の人を殺そうと息巻いているのがちらほら見えるある。

王耀
なら、さっさと勝敗をつけた方が世界のためになるあるね。

王耀
我は第三次世界大戦をするべきだと思うある。

王耀
.....それに、世界大戦の期間で傷を負ったのはみんなそうであるから。

イヴァン・ブラギンスキ
ボクはアーサーくんと耀くんに賛成だよ。

イヴァン・ブラギンスキ
だって、そもそも戦争からボクたちを遠ざけることが難しいしねえ。

イヴァン・ブラギンスキ
ヤケになって人権無視して民を縛り付けて、その怒りでテロを起こされちゃ、

イヴァン・ブラギンスキ
こっちとしては反抗できないし、無意味だしねえ。

イヴァン・ブラギンスキ
第三次世界大戦するのも一つの手だと思うなあ。

イヴァン・ブラギンスキ
でも、ホンダくんはちょっと難しいかなあ?

カークランド殿とフランスのフランシス・ボヌ
フォワ殿と第一次世界大戦に三国協商として手を組んでいたうちの一人である。
イヴァン・ブラギンスキ
みんなはそう思わない?

イヴァン・ブラギンスキ
己の利益しか求めてなかったあの頃みたいにやっちゃうのも一つだと思うよ〜

ブラギンスキ殿は隣に座っていたボヌフォワ殿に顔を向ける。
フランシス・ボヌフォワ
お兄さん、ここにいるみんなが決めたことを尊重するよー!

フランシス・ボヌフォワ
だけど、俺はイヴァンと同じ気持ちだってことは言っておくね!

フランシス・ボヌフォワ
あ、でも、別にどっちでもいいかな!

フランシス・ボヌフォワ
あとはみんなにお任せ! 面倒くさい!

アーサー・カークランド
戦争でどれだけの資産と労力と、そして人命が削られるかは、

アーサー・カークランド
発案者である俺でもきちんとわかっている。

アーサー・カークランド
だから苦肉の策だと思ってくれればいい。

アーサー・カークランド
これ以上、負担をかけたくないが、

アーサー・カークランド
世界中が一斉に野垂れ死ぬなど最悪な事態に陥る前に、

アーサー・カークランド
打ち切ってしまう方がマシだ。

民が飢えに飢えていくのを、この目でまた目のたりにしなければならないのだろうか。
アルフレッド・F・ジョーンズ
まあまあ君たち、そんなにカッカしなくてもいいじゃないか。

アルフレッド・F・ジョーンズ
今すぐにでも決めなくてはならない事でもないしね。

アルフレッド・F・ジョーンズ
人口爆発は抑えられないとしても、人為的に起こした環境問題は、

アルフレッド・F・ジョーンズ
最悪な事態になるのを遅らせていけばいいだけだろう!

アルフレッド・F・ジョーンズ
物を大事に扱うことができれば、財力の足しにもなるだろうし、環境も少しばかりは良くなる。

アルフレッド・F・ジョーンズ
なら文句はないだろう!

アルフレッド・F・ジョーンズ
できないとは言わせないぞ。

アルフレッド・F・ジョーンズ
ここに集まったのは国だ。

アルフレッド・F・ジョーンズ
本来なら何も力を持たない持てない化身だが、

アルフレッド・F・ジョーンズ
動けるのなら、やれるべきことをしよう!

アルフレッド・F・ジョーンズ
国を動かすのは国自身なのだから!

アーサー・カークランド
……アルフレッド。俺はお前の発言を許可した覚えはないが?

アルフレッド・F・ジョーンズ
それは失敬。だけれど、オレは賛成だ!

アルフレッド・F・ジョーンズ
でもその前に現実的な計画を緻密に立てておきたいな。

アルフレッド・F・ジョーンズ
それならキクも承諾してくれるんじゃない?

世界経済大国として常に上位にいるアメリカ、ジョーンズ殿はブラギンスキ殿に顔を向け、
アルフレッド・F・ジョーンズ
第三次世界大戦をするのは構わないけど、

アルフレッド・F・ジョーンズ
まずイヴァンは今ある課題を解決させなくちゃあ。

アルフレッド・F・ジョーンズ
今のままでは戦争に疲れ切り、オレたちと戦うのは不利になってしまうからね

イヴァン・ブラギンスキ
……すぐに解決してみせるよ〜

アルフレッド・F・ジョーンズ
何も今決めようってことはないんだ

アルフレッド・F・ジョーンズ
各自家に持ち帰って、じっくり悩めばいいだろう。

アルフレッド・F・ジョーンズ
その間、できることにはとことん努力するんだぞ。

アルフレッド・F・ジョーンズ
それでいいだろう、なあ、アーサー。

アルフレッド・F・ジョーンズ
その他国の者も、この話を進めてもいいよな?

他の国がバラバラに頷く中、本田だけは頷けなかった。
ジョーンズ殿はちらりとこちらを見たが、目を伏せた後、カークランド殿へ視線を移した。
アーサー・カークランド
……今決めてしまったら、民の反感を買うだけになりそうだ……

アーサー・カークランド
そうだな。アルフレッドの言う通りだな。

アーサー・カークランド
お前ら、この話は民には一切もらさず、俺たちだけの最後の手段にしよう。

アーサー・カークランド
どうしようもなくなった先で使う手段として。
