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花火の時間②
【大切の約束を】
ななもりside
莉犬くんと喧嘩(一方的に)していたジェルくんを俺とさとみくんで引きはがした。
紫央
俺は少し拗ねたような声で呟く。
赤崎
紫央
桃&橙
赤崎
紫央
俺自身も、俺の言葉に目を見開く。
、、何で2人きりで見て、、って言ったんだろ?
4人で見ればいいのに。
隣を見るとびっくりした表情でこちらを見つめるジェルくん。
紫央
俺が?ジェルくんを??
、、、何で?
「って何独占欲出しちゃってんだよおれぇぇぇぇ!!!!何目線だクソ!!」
と、叫んでしまいたかった。
この恥ずかしさを消したくなるほどに俺は後悔に駆られていたのだ。
ジェルくんはすぐに笑い、「せやな」と同調する。
赤崎
何かを察したように莉犬くんはニヤニヤしながら俺らを交互に見てきた。
紫央
赤崎
桃谷
橙樹
紫央
?を浮かべる2人と素っ頓狂な声を上げ彼を睨む俺。
赤崎
もしかして彼はこのことを想定してジェルくんに喧嘩を吹っ掛けたのだろうか?
「よし」とか言うのバリ聞こえてたし、いつもの彼より冷静に見えた、、
紫央
そう思いながら、ジェルくんの隣に並ぶ。
紫央
橙樹
歩幅を合わせ、会話もなくその場所へ行く。
、、、、さっきまで意識してて。顔も見れなかったけど。今は堂々と隣に立ててる。
それが、とても嬉しかった。
紫央
橙樹
紫央
橙樹
何もない夜空を見上げていると、ジェルくんが名前を呼んだ。
紫央
橙樹
紫央
紫央
こんな気持ち、俺は知らない。
今も不安に思うほどに。
紫央
分かんない、とは恥ずかしくて彼には意地でも言いたくなかった。