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翔子

(ふぅ、屋上で飲むコーヒーはいいね)

刑事

お前ここにいたのか。

翔子

あ、先輩。

刑事

いい眺めだよな。

翔子

えぇ、そうですね。街を一望するにはもってこいの場所ですよ。

刑事

ところで、お前に聞きたいことがあるんだ。

翔子

はい?

刑事

なぜお前は警察官になったんだ?

翔子

う〜ん…街の治安を守る手助けをしたかったんです。今までこの街には感謝してもしきれないほどお世話になりましたから。それに、10年前に犯人に人質に取られたことがありましてね。その犯人から助け出してくれた一人の警官に憧れてここに入ったんです。

刑事

なるほど、つまりは恩返しってことか。中々にドラマチックじゃないか。

翔子

そうですか?

刑事

あぁ、そんな純粋な心を持って警察官になった人ほど人一倍正義感が強いから。その心意気を大事にな。

翔子

はい、もちろんです。

ネコ

ニャ〜。

連太郎

よしよ〜し、サンちゃん。ほらほら出ておいで〜。

ネコ

ニャー!

ビュンッ!

連太郎

うわっ!?

ネコ

ニャ〜。

連太郎

あ〜、あんな高いとこに…

ネコ

ニャ〜。

連太郎

はぁ、どうしよう。…あ、そうだ!

ガサゴソガサゴソ…

連太郎

お〜い、煮干しだよ〜。
ほらほら、美味しい煮干しだよ〜。ほらほら、おいでおいで〜。

ネコ

…ニャ〜。

連太郎

おぉ、きたきた〜。いい子だね〜。

ネコ

ニャ〜。

連太郎

フフッこれで依頼完了。

連太郎

ただいま。

すみれ

おっかえり〜!

ちひろ

おかえり連太郎。

すみれ

子猫ちゃんはどうだった?

連太郎

無事に飼い主さんのところに戻ったよ。

ちひろ

よかった〜。これで飼い主さんも一安心ね。

連太郎

これもすみれお姉ちゃんがくれた煮干しのおかげ。

すみれ

えぇ〜それに使ったの!?

連太郎

もちろん残ってるやつは美味しく食べたよ。

すみれ

あ、ちゃんと食べてくれたなら許そう!

ちひろ

でも煮干しと言う割には、大きすぎる気もするんだけどね〜。

すみれ

でも美味しければ何も問題はないでしょ?

連太郎

あ、それは言えてるかも。

ちひろ

う〜ん…たしかにそうね。

すみれ

ところでさぁ、連太郎はそろそろ翔子さんとの約束の時間なんじゃない?

連太郎

あ、そうだった。四郎さんに“夕方までには戻る“って伝えておいて。

すみれ

了解。

連太郎

じゃあいってきます。

すみれ

いってらっしゃーい!

ちひろ

いってらっしゃい。

連太郎

(え〜と…電話で言ってた場所は確かこの辺りを真っ直ぐだったかな?)

翔子が電話で伝えていた公園まで向かう途中の連太郎。その横を2人の小学生が向こう側から走ってきた。

男の子

早く来なよ。置いていっちゃうぞ〜?

女の子

学校までそんなに走らなくても間に合うでしょ?

男の子

だって走りたい気分なんだもん。

女の子

はぁ、男の子ってホントに子供なんだから…

連太郎

(子供か…そういう僕は子供っぽくないというか…あまりらしくないという方なのかも)

その時、連太郎の頭の中から三人の家族と出会う前の記憶がふと蘇ってきた。

3ヶ月前…

職員

No.2024、立て。

No.2024

・・・。

職員

今回は人造ウルトラマンと一体化する実験を行ってもらう。拒否権はないが、やってくれるな?

No.2024

…はい。

職員

よろしい。では早速だが、私についてきてくれ。

No.2024

…はい。

この時の僕には、大半の感情はマインドコントロール装置によって制限されていたからどんな命令にも逆らえなかった。 その装置には、上からの命令に従うことが正義とプログラムされていたからだ。

管理官

では実験を開始する。やってくれたまえ。

職員

はい。

No.2024

…お願いします。

管理官

これから血管にチューブを繋ぐ。痛いかもしれんが、我慢してくれ。

No.2024

…はい。

キュィィィィィィィィィィィ…

No.2024

・・・。

血管にチューブを繋げられたときは、痛みは感じなかった。 心も体も動かず、まるで何をされても許される人形のようだった。

職員

これで適合率がわかるわけだな?

科学者

えぇ、この実験で適合率が一定のラインである場合、素晴らしい秘密兵器となります。

職員

ほう、それは楽しみだ。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…

No.2024

う、うぅぅ…

職員

な、なんだ!?

科学者

て、適合率122.9%!?一定ラインを超えている!

職員

中止だ、早く止めろ!

科学者

ま、間に合いません!

フシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ…

職員

な、何が起こったんだ!?

科学者

…システム停止。

No.2024

・・・。

職員

う、動き出したぞ。

科学者

し、失敗だ…撃て、始末するんだー!

そしてその男の声で三人の武装した人たちが僕を囲んだ。

No.2024

!?

タッタッタッタッタッタッタッ!!

科学者

あ、逃げたぞ。追うんだ!

No.2024

はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…

武装員

逃がすな、撃てー!

ズババババババババババババババッ!!

No.2024

!?

武装員

あ、当たらないぞ。

武装員

一体化した光が被験者を守っているのか!?

武装員

構うな、このままだと逃げられるぞ。全弾使い果たしてでもでも始末しろー!

ズバババババババババババババッ!!

No.2024

くっ!

発射された弾丸は当たらなかったけど、夢中で僕は走った。 『早く逃げなきゃ…殺される!!』 そう考えて無我夢中で僕は走った。

そして気がつくと…僕はどこかの森の中で倒れていた。 体が全く動かなくて…寒くて…怖くて… 助けを呼びたくてもそんな気力がない。 完全にあきらめてたその時だった…

スタッスタッスタッスタッ…

すみれ

あれ…?

No.2024

・・・。

すみれ

だ、大丈夫!?

No.2024

・・・。

すみれ

何処か具合が悪い?アタシの声が聞こえてる?

No.2024

・・・。

彼女と目が合った瞬間に安心したのか、僕はそのまま気を失ってしまった。

すみれ

えぇ〜気絶!?ちょっと待って!え〜と…ととととととりあえず何かしてあげるために連れて行かないと〜!

ドンドンドン…ドンドンドンッ!

ちひろ

もう誰よこんな夜遅くに…

ガチャッ!

すみれ

あ、やっと開けてくれた。

ちひろ

あら?

No.2024

・・・。

ちひろ

お姉ちゃん、その子は!?

すみれ

詳しいことは後で!
とりあえずタオルをお湯で濡らして持ってきて!

ちひろ

わ、わかった。

フキフキ…ゴシゴシ…

ちひろ

…その子もしかして誘拐?

すみれ

違うよ。たまたま森の中を散歩してたらこの子が倒れてたのよ。

ちひろ

そういうことだったのね。びっくりしたよ〜。

ガチャッ!

四郎

お〜い、クリームシチュー持ってきたぞ。

すみれ

お父さん、ありがとね。

四郎

いいんだよ。それにしてもどこの子なんだ?

ちひろ

それがわかってたらもう保護者に引き渡してるわよ。

四郎

あ、それそうか。

No.2024

う〜ん…

四郎

ん?

No.2024

うぅぅ…

すみれ

あ、目が覚めた?

No.2024

!?

バサッ!

すみれ

うおっ!?

ちひろ

きゃっ!

目を覚ました僕は目にした三人を払い除けた。 この時の僕は周りがすべて敵に見えていたからそれが怖くて…

No.2024

・・・。

すみれ

怖がらなくていいんだよ。アタシたちは君を助けたいのよ。

No.2024

…助ける?

ちひろ

そう、お姉ちゃんが君を見つけてここまで運んできたのよ。

No.2024

そっか…

ギュルルルルルルル…

No.2024

あ…

すみれ

アハハ、あんなところにずっと倒れてたらさすがにお腹減っちゃうよね。

四郎

ほぉら、クリームシチューをどうぞ?

No.2024

・・・。

そして僕は四郎さんが出してくれたクリームシチューを涙を流しながら頬張る。 あの施設から逃げていた時の記憶が鮮明に蘇ってきたんだ。 まるで昔の出来事のように…

No.2024

グ、グスン…

四郎

(涙の流しながら…そんだけ辛かったんだな)

すみれ

あ、まだ自己紹介もしてなかったね。

ちひろ

ちょっとお姉ちゃん!

すみれ

いいじゃんいいじゃん。
アタシはすみれ。君はなんていうの?

ちひろ

わ、私はちひろ。

四郎

俺は四郎だ。

No.2024

…れん…たろう…

僕にはそもそも名前と言えるものがなくて与えられたのは造られた順番の番号だけだった。 連太郎という名前も…本当に咄嗟に出てきた言葉だったんだ。

過去の思い出に浸りながら公園に着くと翔子が砂場近くのベンチに座って連太郎が来るのを待っていた。

翔子

お、きたきた。

連太郎

すみませんおまたせしちゃったみたいで。

翔子

いや、時間ぴったりだ。何も謝る必要はないぞ?

連太郎

そうですか。

翔子

さて、こうやって二人きりになったわけなんなんだがさっそく本題に入ろう。

連太郎

はい。

翔子

お前はあの三人家族とはどういう関係なんだ?

連太郎

あの人たちは里親であって僕は養子という関係です。

翔子

養子…お父さんとお母さんはどうしたんだ?

連太郎

いません。僕は物心がついたときから一人なんです。

翔子

孤児ということか…

連太郎

はい、そうですね。

翔子

孤児ということは…養護施設で暮していたのか?

連太郎

(この人にあのことは話せないよね)いいえ、貧民街で育ちました。

翔子

それは…なんて言ったら…

連太郎

別に気を使わなくてもいいですよ?別に苦しかったわけでもなかったですし…

翔子

そうなのか。

通信機

至急応援を頼む。横丁通りで事件発生。付近をパトロール者は急行せよ。

翔子

…行かなきゃ。君のことを知れてよかったよ。

連太郎

機会があれば、またお話しましょうよ。

翔子

あぁ、わかった。

連太郎

(翔子さん…何だか気の優しいお姉さんみたいな人だったな〜。もしかしたら友達になってくれるかも…)

ドクン…ドクン…ドクン…ドクン…

連太郎

(エボルトラスターから心音みたいな音が聞こえてきてる…まさか怪獣が!?)

そう考えた連太郎はエボルトラスターの鞘の部分を引き抜いて空に掲げた。

連太郎

ハァッ!

キュオォォォォォォォォォン!!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

女性A

早く走って!追いつかれるわよ!

女性B

わ、わかってるわよ!

ズゴッ!

女性B

きゃっ!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

女性B

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

キュォォォォォォォォン!!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォ!?

女性B

な、なんなのこの光は…

シュウゥゥゥゥゥ…

ウルトラマン

・・・。

女性A

ウルトラマン…ウルトラマンが帰ってきてくれた!

女性B

感心してないで逃げるよ!

女性A

ご、ごめん…

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

ウルトラマン

ヘアッ!

ゴラゴン

ギャォォォォォ!?

ウルトラマン

シュワッ!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

怪獣はウルトラマンを見つめるなり地響きを発生させて突撃し、ウルトラマンはそんな怪獣の腹部に蹴りを一発命中させて怯ませると顔面に集中して格闘戦へ持ち込んでさらに追い詰める。

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

ゴゴゴゴ…ポイッ!

ウルトラマン

ヘアッ!

ゴチーン!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォ!?

怪獣は自身の側に置かれた岩を持ち上げてウルトラマンに投げたが、その岩を繰り返されて逆に自分の顔面に直撃してしまった。

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

ウルトラマン

ゼヤァ!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

ウルトラマン

シュワッ!

ドゴォォン!!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォ!?

鋭い爪を伸ばしてウルトラマンに詰め寄ってくる怪獣の攻撃を受け流しながらさらに格闘戦で着実にダメージを与えていく。 さらに尻尾による打撃を回避して怪獣の腹部にストレートを命中させた。

ウルトラマン

ヘアッシュワッ!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォォン!!

ウルトラマン

シェアァァァ!!

ドゴォォン!

ゴラゴン

ギャォォォォォォ!?

ウルトラマン

ハァァァァァ…シュワッ!

ゴラゴン

ギャォォォォォォォ……

ウルトラマン

・・・。

ガチャッ!

連太郎

ただいま。

四郎

おぉ、戻ったか。

すみれ

おっかえり〜!

ちひろ

おかえり連太郎。

すみれ

連太郎、翔子さんと何を話してたの?

連太郎

う〜ん…内緒。

すみれ

えぇ〜、水臭いぞ連太郎。教えてくれてもいいじゃぁぁぁぁぁぁぁん!!

連太郎

だから内緒だって〜。

ちひろ

フフッなんか表情が明るくなった気がする。

四郎

確かに、もしかしたら翔子さんのことを初めての友達として認識したのかもしれないな。

連太郎

あれ、二人ともなんでニヤニヤしてるんですか?

ちひろ

なんでもない。

四郎

さぁて、お昼にするか。
3人は何が食べたい?

すみれ

回鍋肉!

ちひろ

回鍋肉!

連太郎

回鍋肉!

四郎

わかった、じゃあ回鍋肉に決まりだな!

連太郎

やったね。

ちひろ

それじゃあ出来上がるまで何する?

すみれ

ボードゲームしよー!

連太郎

よし、それなら僕の部屋に集合しようよ。

ちひろ

オッケー。

すみれ

よ〜し、今日こそはアタシが勝っちゃうんだからね。

連太郎

あ、言ったね?
だったら負けた罰ゲームで顔に落書きしちゃおうよ。

ちひろ

グッドアイデア!

すみれ

ウッソ〜!?

四郎

(連太郎、この家族の色に染まってきた感じだな。将来どんな人になるのか…楽しみだな)

To be continue.

名称 ゴラゴン 身長 46メートル 体重 35000トン 能力 巨大な岩を軽々と持ち上げる怪力 解説:人里離れた山奥に生息していた古代生物にビースト細胞が取り付いて怪獣ビーストに変貌した姿。 視界にとらえたもの全てを攻撃対象にする様はまさに怪物と言うにふさわしい。

ウルトラマンネクサス True affection

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