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strawberry mafia

4 - Strawberry Mafia 3話

♥

352

2021年03月11日

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グラウンドに着くと見慣れた顔が二人いた

rinu

るぅちゃんが居るのはわかるんだけど

rinu

なんでころちゃんが居るの?

colon

なんでかわかんないけど呼ばれた

root

ころちゃんには莉犬の訓練に協力してもらいます!

rinu

なんで協力なの?

root

トラウマを克服するために協力してもらうんです!

root

ジェルくんだったら投げる系なので素早い莉犬はすぐに避けちゃいますし

root

ころちゃんが適任なんですよ!

俺のトラウマはある過去があるからだ 思い出したくもない 最悪な過去が そのトラウマのせいでころちゃんとは相性が悪く、戦ったことはなかった

rinu

ふーん、そっかぁ

rinu

なら、やってみようかな?

rinu

ころちゃんとは戦ってみたかったし!

俺は精一杯の笑顔を向けた

たとえ、それが不安をかき消す嘘の笑顔だったとしても、心配をさせたら悪いからだ

root

わかりました!
準備しておくので、先に訓練場の方に行っててください!

root

あ、通信装置はつけておいてくださいね

rinu

りょーかーい!

colon

はーい!

訓練場の空気はいつもよりも一段と重く感じた

root

準備はできましたか?

rinu

うん、できた

colon

オッケー!

root

それでは、始め!

ころちゃんは俺にナイフを向けようとしてきた

もちろん俺を動けなくするため

rinu

(なんとしてでも阻止しなきゃ)

かろうじて銃でナイフを弾く

rinu

(部が悪くなってしまうのはなんとしてでも避けたいなぁ)

そんなことを思いながら2つの拳銃を交互に打つ

訓練用のゴム弾なので怪我はしない

銃の腕には自信があるが、

ころちゃんは華麗に避けていく

rinu

(流石、スピード系)

そんな、10分間の攻防戦を制したのは

ころちゃんだった

俺がワンテンポ遅れてしまい ナイフを突きつけられてしまった

rinu

(こうなる事は最初からわかってたのにな)

負けた…

そう思った瞬間、

後ろから誰かに抱きつかれた

satomi

ころん、危ないんだけど

satomi

俺の莉犬に傷つけないでもらっていい?

さとみくんだった

さとみくんだとわかった瞬間安心して腰が抜けた

倒れそうになった俺をさとみくんは支えてくれた

root

通信装置の不具合で直接『やめ』って言いに来たんですけど…

root

なんで、さとみくんが?

急いで訓練場まで来たるぅちゃんは疑問だらけ

ころちゃんは混乱して何も言えなくなっていた

satomi

なーくんから聞いた

satomi

莉犬の古傷をえぐろうとすんな

satomi

お前らが莉犬の何を知ってるかは知らねぇ

satomi

けど、辛い事、嫌な事、それを乗り越えるには人の助けはいらない

satomi

自分だけで乗り越えなきゃなんだよ!

satomi

それを…

さとみくんがガチで怒ってる… これ、止まんないやつだ 止めなきゃ!

rinu

さとみくん…?

rinu

もう大丈夫だから、

rinu

るぅちゃんもころちゃんも悪くないよ?

satomi

でも…

rinu

でもは、いいの!

rinu

ほら、部屋に帰ろ?

rinu

るぅちゃん、ころちゃん!

rinu

俺のことについては、また今度詳しく話す!

rinu

だから、俺から話せるまで待ってて

rinu

今日はごめんねっ!

俺はさとみくんの事を半ば強制的に部屋に連れて帰った

rinu

(あとで、また謝りに行かなきゃ)

satomi

お前、あんな事言われてていいのか?

satomi

あれは、辛い事だろ?

rinu

今度、二人にも教える

rinu

あの時の事も

rinu

全部…

satomi

無理すんな

satomi

あいつらが知らなくていい事もある

そう言って優しく頭を撫でてくれた

疲れていたのか

そこで俺の意識は途切れた

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