恐怖に落ち…時間感覚がすっかり狂ってしまった
ピチャッ…ペロッ、ナデナデ……
藍夜
世一
あの人達はすっかり…ボコボコになり、私の心も壊れた
男性達は嘲笑い…私の体を触って来る
汚い思考を持った男どもが……私の体を汚していく
唇も…何もかも……全て…
痛いことは何もされなかった……その分、あの人達が殴られた、蹴られた……
目を覆われ好き勝手されるだけの私…
藍夜
私の肌は…真っ黒に染った……
終わることが終われば…私は生徒の部屋に連れて行かれ…あの人達は男性達の家に…
生徒)こ、ここが藍夜の部屋だよ、勝手に出て行くような真似はしないでね?
生徒)し、躾……嫌でしょ?
藍夜
もう疲れて…頷くことしか出来なかった
生徒は私をお風呂に案内してくれた
ジャー…
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ……ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ……
唯ひたすら…肌を擦った、血が出るまで……ずっと
泡は赤く染まり…泡を流す
藍夜
唯ひたすら……ずっと……時間を忘れ…ずっと……
ズットズットズットズットズットズットズットズット
ずっと……
藍夜
御手洗に向かって走る
藍夜
藍夜
己の情けなさと今までを忘れるように……吐いた
内容物が無くなれば…胃液を
藍夜
人への信用を…完全に……吐瀉物と一緒に吐き出して…流した
藍夜
藍夜
コップに水を注ぎ胃を落ち着かせるように水を飲む
藍夜
窓や玄関…外に繋がる物は全て鍵が着けられシャッターを締められている…
あと、シンプルに高い……
窓から逃げ出そうものなら死ぬ
近くに木が有ればいいが…それっぽいのも無い……
低木も…何も無い……
藍夜
生徒)藍夜ちゃーんあーん
おかずをつまんでいる箸を向けてくる
藍夜
生徒)そっかァ…ゼリーとかなら食べれそう?
藍夜
生徒)じゃあ先に行ってもらっていい?後から何か飲み物あげるから
藍夜
生徒)そう?じゃあおやすみね、藍夜ちゃん
藍夜
あの時から…私の時は止まってしまって……真っ暗に染ってしまった…
呪いのように…ベッタリと私の体に…心に……へばりつき…色濃く…広く……包み込むように…私を……閉じ込めた……
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