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comi
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yukino
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ずるいよ。 そんな顔で、そんな声で言われたらもう何も隠せるわけないじゃん。 声にならない想いが胸を締め付ける。 携帯への打ち込みでなんて伝えたくない。 ちゃんと自分の口で声で伝えたいのに俺の声は想いを伝えるどころか名前さえ呼べない。
勇斗の手が、ゆっくりと俺の頬に触れた。 その手は少し震えていて、体温が伝わってくる。
勇斗
俺だって、いつからお前をなんて覚えてないし、目で追い出したのがいつからなんて分からない。 気づいたら俺の視界にいつもいるんだよ。
勇斗
仁人
勇斗
勇斗の真っ直ぐな言葉は、俺の逃げ道を塞いでいく。
勇斗
仁人
勇斗
そう言うと抱き寄せられた。 勇斗の体温で心の中の何かが崩れて行く感じがした。 抱きしめられ感じる体温のおかげなのか壊れていっているのに全然怖くない。
仁人
掠れていて、今にも消えそうな声が呼びたかった名前を呼んだ。 勇斗の目から涙がこぼれ落ちた。 喉の奥が熱くなった。 スマホの画面越しには伝えたくなかった言葉、溢れ出しそうな感情をもう隠したくない。 出てくれ…出ろ…出ろっ!
仁人
その瞬間、勇斗の目から流れていた涙が大粒に変わり、何度も何度も頷いてくれた。 そんな勇斗が愛おしいと思った。 涙が伝う頬にキスをした。 びっくりしたのか勇斗の目が見開いた。
勇斗
仁人
勇斗
涙を拭いて笑う勇斗。 久しぶりに満面の笑を見た気がした。
コメント
1件
うわ…もう、ここほんと良かった…! ずっと隠してた想いが、勇斗のまっすぐな言葉で一つずつ解けていく感じが切なくて。 「す…す、きっ」って掠れた声でやっと言えた仁人の必死さと、泣きながら頷いた勇斗の優しさが重なって、胸がぎゅってなったよ。 最後の「もう1回!」で笑顔になる2人、やっとここまで来たんだね…。 ゆゆさん、幸せな気持ちをありがとう🥀🤍