心の狭間

ねえ……

なーに？

私、君のことが大好きだよ！

っ……！？

……俺も君が大好きだよ！

こんな風に

会話してた幸せな日々は

もう戻ってこない──

幸せな時間が過ぎるのは

あっという間

もう別れよう

そのたった一言が

私の心にトドメを刺す

あぁ、もう終わりなんだ……

何となく気づいてた

君が私に冷めてることに……

認めたくなかった

だから

気づいていないフリをした

それが裏目に出たのだろう

この日から私の時間は

止まった────

私の時間が止まった日から

何日……

何ヶ月……

どのくらい経ったのだろう……？

もう諦めなきゃいけないのに

私の気持ちは

グルグルと歯車のように

止まることなく回っている

もういい加減諦めなよ

何度も何度も心の中で

泣き叫ぶ声

それに対して

頑張って前みたいに戻ろうよ

何度も何度も心の中で

励ましてる声

やめてよ……

やめてよ……

やめてよ……

諦められなくなっちゃうじゃん

もっと辛くなっちゃうじゃん

この定まらない気持ちを

誰か止めて────

結局この想いは

止まることなく

今でも続いてる

もう3ヶ月経った

次の季節がやってきた

夏

季節は移り変わっていくのに

私の心は……

私の気持ちはずっと

変わらない────

私はまだ、……

まだ君を想っていても

いいですか？

なんて、ね……

隣にいるのが

君じゃなくてもいい……

いや本当は、……

君が隣にいて欲しい……

そのために

頑張って可愛いくなって

もう一度君に

振り向いてもらえるように

努力します……！！

私がまた

笑顔で笑って恋する日が

訪れますように───