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夏。 日差しの強い夏だった。
嫌気がさすほど明るい世界が、 俺たちを置いて回っている。
れん
重力すら、君の敵で。
斗真
世界は、俺の敵だった。
そういう、夢を見た。
斗真
目を開ければ、何時ものバス停。
塗装の剥げたベンチに、 座っている。
れん
そうか、俺は、俺たちは
学校帰り、バスを待っていた。 家が近所だから同じ道を歩いて。
斗真
ひたすらに、静かな
れん
二人の帰り道
れん
次回
#1 帰路に咲いた向日葵が