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ヌッシ☆

知りたがり屋の菊くん!

ヌッシ☆

第2話!

ヌッシ☆

・・・。

ヌッシ☆

第何話とかじゃなくて、第何冊の方がいいかな・・・。

ヌッシ☆

というか前回の全然伸びなかったw

ヌッシ☆

冒頭が長かったり蘭さんのキャラ崩壊ヤバかったからかな・・・。

ヌッシ☆

あ、蘭さんたちのプロフィール貼っとくね!長いから見なくてもいいけど。

蘭・ウィムエド

蘭・ウィムエド
図書館の資料係
ベルの義兄
一人称:俺
趣味:本を読むこと
好きな○○:本、ベル、菊、チューリップ
嫌いな○○:クソ利用者、人
本は好きだけど人は嫌い。
ベルのことは仕事の時は『ベルさん』、プライベートの時は『ベル』と呼んでいる。
結構脳筋キャラ。
第一印象は明るいが、実は結構暗い性格。
『クソ利用者図鑑』というのを作っている。

ベル・アガート

ベル・アガート
図書館のカウンター担当
蘭の義妹
一人称:私、ウチ
趣味:本を読むこと
好きな○○:本、利用者、可愛いもの、蘭、菊
嫌いな○○:クソ利用者
蘭のことを仕事中は『蘭さん』、『蘭』と呼んでいて、プライベートの時は『お兄ちゃん』と呼んでいる。
利用者たちの前では笑顔を絶やさない。
クソ利用者などに怒鳴られても一切怯まない。
『人に教えたい』という癖があり、自分では自覚しているが、たまに暴走する(菊も引くほどの)。

ヌッシ☆

ウィムエドやアガートというのは私が考えました。

ヌッシ☆

あと、前回名前を募集していたバイトの人は今回は出ません。

ヌッシ☆

まぁーこれ以上は話す事がないので。

ヌッシ☆

s

本田 菊

START。

ヌッシ☆

久しぶりにセリフ取られた・・・。

ペタペタ((ページのノドの部分にのりを塗る

ベル・アガート

・・・。

ベル・アガート

(慎重に・・・。)

ぐっ・・・

パタン

ベル・アガート

ふぅ・・・、これでよし。

???

なにそれ。

ベル・アガート

え?

ベル・アガート

あぁ、本田さん!

本田 菊

ん。((図書カードを渡す

バビュッ

ピッ、ピッ

ベル・アガート

お待ちしてました、予約の本ですね!

本田 菊

うわ、はや。

本田 菊

んで、それ何してんの?

ベル・アガート

あぁ、これですか?

ベル・アガート

本の修理ですよ。今はお客様が少なくて時間があるので。

本田 菊

修理?

ベル・アガート

はい、古い本は自然にページが取れてしまうので。

ベル・アガート

ほら、こんな感じにポロッと。

本田 菊

へ〜。

ベル・アガート

ノドの部分にのりを塗って挟んでくっつけます。

主)ノドとはほんの部位の名称のひとつで、本を開いた時の中側にあたる部分のことです。

ベル・アガート

そっちの本はもうのりが乾いたものです。

本田 菊

どこ直したのか全然わかんねぇな、
スゲェ〜。

本田 菊

ん?そっちの本は?

ベル・アガート

あ、あぁ、これは・・・。

ベル・アガート

お子さんが破ってしまったのをセロテープで止めてくれたようなんです・・・。

本田 菊

うわぁ・・・、ボロボロ・・・。

ベル・アガート

まずは、そぉ〜っとセロテープを全部剥がして・・・。

本田 菊

え、せっかく貼ってくれたのに剥がしちゃうの?

本田 菊

そんままで良くね?

ベル・アガート

うーん・・・、本田さん。

ベル・アガート

セロテープを使った工作とか、長いこと持ってたことありません?

本田 菊

え?あ〜・・・、そういや小学校で作ったやつベタベタでゴミだらけになって捨てたっけ・・・。

本田 菊

あと、黄ばむし・・・。

ベル・アガート

えぇ、時間が経つとそうなっちゃうんです・・・。

ベル・アガート

なので、全部剥がして修理用のテープで貼ります。結構高いんですよ、これ。

本田 菊

へぇ・・・。

ベル・アガート

あ!本田さんも!絶対セロテープ貼らないでくださいね!!

本田 菊

アッ、ハイ。

本田 菊

・・・そういや、その本は弁償させねぇの?

本田 菊

明らかに破ってあるじゃん、ソレ。

ベル・アガート

まぁ、修理できますし、お子さんの仕業のようですし・・・。

ベル・アガート

図書館的としても、積極的にお客様に弁償して欲しい訳ではないんですよ。

本田 菊

なんで?

本田 菊

新しい本に変えて貰えるなら、その方がいいじゃん。

ベル・アガート

いや、面倒なんですよ!

ベル・アガート

色々書類書いて郵送して本待ってってのを考えると、多少時間かけても探してもらうか修理する方が楽だし、大体本自体は買ってもらってもこのシールやバーコードは図書館が
買っt

本田 菊

うわぁぁ、ハイハイ、すみませんでした!

ベル・アガート

なにより、市民の財産ですしね、大事に使い切りますよ。

ベル・アガート

破片が全部揃えば、パズルになっても修理しますしね。

ベル・アガート

まぁ、できる限りですが・・・。

本田 菊

へ〜。

パラパラパラ・・・

本田 菊

何?

ベル・アガート

あ、いえ、この本・・・。

ベル・アガート

この部分の破片が見つからなくて・・・。

本田 菊

あ、ホントだ、右上の方が破れてるな。

本田 菊

その本のどっかに挟まってるとかじゃねぇの?

ベル・アガート

いえ、さっきからずっと探してるんですけどなくて・・・。

本田 菊

うわぁ、マジか。

本田 菊

というか、そういうのもあんのか。

ベル・アガート

・・・・・・。

本田 菊

じゃあ、直せねぇのか、ソレ。

ガラガラ・・・

ベル・アガート

あ、小説の配架終わりました?

図書館員

あ、はい、ちょうど今終わりました〜。

ガララ・・・

ベル・アガート

そう・・・、そうよね・・・。

本田 菊

・・・。

ベル・アガート

ん?

ベル・アガート

ギャッ!?

本田 菊

気になるじゃん、なんか心当たりあんの?

ベル・アガート

え、えぇ、一応・・・。

ベル・アガート

いやというか、カウンターの中入らないで下さいよ!

本田 菊

え〜、いいじゃねぇか、ちょっとくらい。

蘭・ウィムエド

((ぬっ・・・

本田 菊

ア、ハイ、スミマセンデシタ。

ベル・アガート

この破片が見当たらない本なんですけど・・・。

ベル・アガート

本を破ってしおり代わりにする利用者の仕業じゃないかと・・・。

本田 菊

は!?

本田 菊

え、そんなことしていいの?

ベル・アガート

いや処刑ですよ!

ベル・アガート

いや、ダメです、ダメ・・・。

本田 菊

咄嗟に殺してんのウケる。

ベル・アガート

悪質なので何度か注意したんですが、その後もついやってしまうらしくて・・・。

ベル・アガート

さっき返された本なので、同じ人の返却された本にあるかと思ったのですが・・・。

図書館では、返却された本はしばらくカウンター裏でためたあと、

まとめて棚に戻しているのですが・・・。

ヌッシ☆

↑を配架(はいか)と言います。

本田 菊

今は出てくんな主。

ヌッシ☆

ごめん、私も説明したくなっちゃって・・・。

ベル・アガート

オホン・・・。

ベル・アガート

で、もう書架に本が戻ってしまったので、どの本かわかんないんですよ・・・。

本田 菊

あ〜・・・、なるほどねぇ・・・。

本田 菊

あ!

本田 菊

貸出履歴とか残してんじゃねーの?そいつの履歴調べたらさ〜。

ベル・アガート

ありませんよ・・・。

プライバシー保護のため、 返却したらカードの貸し出し記録は消えて、たどれなくなります。

こういう後から破損がわかった時のために本を調べれば最後に貸し出したカードは分かるようになってますが・・・。

ヌッシ☆

※各自治体のシステムによります。

ベル・アガート

今日返却された本のリストを抽出して・・・。

ベル・アガート

いや、それも数が多すぎて現実的やないな・・・。

ベル・アガート

((ブツブツ・・・

本田 菊

・・・。

本田 菊

ふーん、じゃあ・・・。

本田 菊

一冊一冊開いて探すしかねぇんだ。

ベル・アガート

・・・・・・。

ベル・アガート

いや、現実的じゃないですよ・・・。

ベル・アガート

何千冊あると思ってるんですか・・・。

本田 菊

え〜、やればいいじゃん。

本田 菊

なんも考えなくていいなら。

本田 菊

楽そーだし♪

ベル・アガート

そんな気の遠くなるような方法・・・。

ベル・アガート

・・・。

ベル・アガート

本田さん。

ベル・アガート

『恩讐の彼方に』読んだことあるんですか?

本田 菊

は?

本田 菊

読んだことあるよーに見えますか〜?((イラッ⋯

ベル・アガート

そんなの見た目じゃ分かりませんよ・・・。

ベル・アガート

ただ・・・、この本・・・。

ベル・アガート

その方法で一冊一冊開いて破片が見つかったあと、読んだらとっても面白そうだなって、思っただけです。

本田 菊

なんで?

ベル・アガート

読んだら分かります!

本田 菊

((イラ〜ッ・・・

ベル・アガート

まぁ、気長に探しますよ。

ベル・アガート

他に仕事もありますし、時間は有限ですから・・・。

パラパラ・・・

ベル・アガート

本田 菊

((パラパラパラ・・・

ベル・アガート

えっ・・・。

とすっ((本を棚に直す

ベル・アガート

本田さん・・・、『恩讐の彼方に』なら全集ありますから、そちらをご案内できますけど・・・。

本田 菊

はぁ?

本田 菊

いやですけど?

本田 菊

ソレ直したあとに読むのが一番面白いってアンタが言ったんじゃん。

本田 菊

ぜってー直してもらうからな、ちょっと待ってろ。

パラパラ・・・

ベル・アガート

ベル・アガート

・・・そう・・・。

ベル・アガート

そうですね、失礼しました。

ベル・アガート

・・・。

ベル・アガート

こちらの・・・、小説の文庫本の棚。

ベル・アガート

時代小説を先にご覧になると早いかと・・・。

本田 菊

本田 菊

ふーん・・・。

本田 菊

そりゃ、どーも。

ベル・アガート

貸し出す本はカウンターで見るので他の方のご迷惑にならないように!!

本田 菊

・・・。((パラパラ・・・

ベル・アガート

・・・。

結局、その日は閉館まで探しても見つからなかった。

でも、

翌日も、翌々日も、彼はやってきて、同じ棚の前にいた。

休憩時間中

蘭・ウィムエド

それで、毎日探してるんか。((あ〜・・・

ベル・アガート

えぇ、すぐに諦める思たんやけど・・・。
((モッΨ( 'ч' )モッ

蘭・ウィムエド

案外、見つけるまでやると思うで〜、俺は。((モッΨ( 'ч' )モッ

蘭・ウィムエド

((ごくんっ

蘭・ウィムエド

楽しいやろ、ああいうの。

ベル・アガート

・・・。

ベル・アガート

あぁ・・・、まぁ・・・、そかもしれへんな・・・。

ベル・アガート

ウチはちょっとめんどくさい思うけど・・・。

ベル・アガート

図書館の職員って、要するに検索エンジンを半分人力でやってるわけよな?

ベル・アガート

そうすると、こうひたすら人力で無心に穴を掘るような作業に行き着いたりするワケやけど・・・。

ベル・アガート

彼にとっても、楽しい壁やったら、それは幸いやね。

本田 菊

(・・・?なんだ、この本。)

ペラッ・・・

本田 菊

・・・。

本田 菊

(・・・ふーん・・・。)

ベル・アガート

あ、本田さん。

ベル・アガート

どうです、見つかりました?

ベル・アガート

私も逆側から探してますがまだ・・・。

本田 菊

いや・・・。

本田 菊

レシートが無限に出てくんだけど。

本田 菊

貸し出しのやつ・・・。

ベル・アガート

あ、あぁ・・・、取り忘れですね、申し訳ございません・・・。

本田 菊

・・・あとこれ、借りる。

ベル・アガート

ベル・アガート

ふふ、かしこまりました。

ピッ

ベル・アガート

良かった。

ベル・アガート

楽しんでいただけてるようで、図書館を。

本田 菊

あ?いや、楽しかねぇよ。

本田 菊

・・・。

本田 菊

・・・・・・、まぁー、つまらなくもねぇから来てるけど・・・。

ベル・アガート

そうですか。

こんなもん、すぐにイヤになるかと思ったけど、

ぼんやりテレビを見てるような感じで、

まー、つまらなくはねぇな。

パラパラパラパラパラ・・・

ペラッ

本田 菊

あっ!

『ご覧なされい。 二十一年の大誓願、 端なくも今宵 成就いたした』

本田 菊

は〜・・・、よく分かんねぇけど、なんでこの本勧めてきたのかは、なんか分かってきたな。

本田 菊

ほい。

ベル・アガート

えッ、見つかったんですか!?((パァァッ!

ベル・アガート

わ〜、ありがとうございます〜!((パチパチ

本田 菊

い、いいから修理しろよ・・・///

ベル・アガート

えぇ、すぐに!

本田 菊

・・・・・・それでよ〜。

ベル・アガート

はい?

本田 菊

たしか本からだとよ〜。

本田 菊

((ぬっ

本田 菊

最後に借りた奴が分かるんだったよな。

ベル・アガート

うわぁ!?いつの間に隣に!?

ベル・アガート

だだ、だから!カウンターの中に入っちゃダメですって!

本田 菊

知りたいんだよなァ・・・。

本田 菊

ソレ、破った奴。

本田 菊

どんな奴か知りてぇな〜♪

本田 菊

あと住所も・・・、教えてくれよ〜♪((パキッパキッ

ベル・アガート

いや教えられないに決まってるでしょそんなの!!

ベル・アガート

蘭〜〜ッ!!!!

蘭・ウィムエド

((スッ・・・

蘭・ウィムエド

((ヒョイッ・・・

本田 菊

わっ。

トンッ

蘭・ウィムエド

本田さん。

蘭・ウィムエド

例のクソ野郎は俺のほうでぶん殴・・・。

蘭・ウィムエド

注意しておきますので、安心してくださいね♡((拳ギュッ

ベル・アガート

いや殴りませんよ、殴りませんからね・・・。

本田 菊

・・・チェッ・・・。

蘭&ベル

またのご来館お待ちしてまーす!

修理された後に借りた 『恩讐の彼方に』は、確かに面白かったけど、

人を殺したオッサンが、 壁を何十年も掘って穴を開けて、 なんか許される話だったから、

なんで本を破った奴のせいで、 俺が破片を探し回ることに なったんだよ。

本田 菊

((イラァッ・・・

余計に腹が立った。

本田 菊

・・・あっ。((ピコーン💡

数日後

図書館員

アガートさん、新しいバイトの子に仕事教えてあげてください。

ベル・アガート

はーい。

本田 菊

ドーモ、新人の本田でーす♪

ベル・アガート

!?

本田 菊

なんにも分かんないので、教えてくださ〜い♡((ニヤニヤ

本田 菊

例えば・・・。

本田 菊

本破る奴の住所とか。

ベル・アガート

((サー・・・(血の気が引く音)

蘭・ウィムエド

アッハハハハw

ヌッシ☆

おしまーい!

ヌッシ☆

どうだったかな!

ヌッシ☆

前回のより伸びるといいなぁ〜♪

本田 菊

ふぅ、面接疲れた。

本田 菊

あ、良かったら、いいねとコメント、フォローもしてくれよな!

ヌッシ☆

そしたら、モチベが上がるしねぇ〜♪

ヌッシ☆

では!

ヌッシ☆

ばい主!

本田 菊

ばい菊!

ベル・アガート

ばいベル。

蘭・ウィムエド

ばい蘭。

知りたがり屋の菊くん!

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