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ころんside
青猿
黄神
今は借り物競争の真っ最中。第１レーンの僕が取った紙にはこう書かれていた。
”生徒会長”
、、本当に良かった、これが好きな人とかだったら僕死んでた。
そして現生徒会長であるるぅとくんの手を引き、２位でゴール。
黄神
僕の取った紙を嫌嫌そうに呟く彼。
青猿
黄神
困り顔で微笑むるぅとくん。
ありがとうの気持ちを込めて、僕は彼の頭をわしゃわしゃ撫でたのだった。
莉犬side
全くもって楽しくない、体育祭というものは。
手に取った紙を見つめ俺は改めてそう思う。
”好きな人”
こういうのはアニメや漫画だけだと思ってた。
何でこんなラブコメみたいな展開訪れるの？
、、、さて。
赤崎
と時間差ツッコミをしている余裕もない。
好きな人、と言われても。
チラリと白組の方を見る。
さとみくんもこちらを見ていたようでパチッと目が合う。
赤崎
いやいやいやいや！！絶対に無理！！
何で？何でこんなことになってんの俺？？
何か悪いことした！？
、、、悪いことした覚えしかない。
赤崎
現実逃避を続けようとすると頭に衝撃が走る。
赤崎
桃谷
静かにそういうのはさとみくん。
赤崎
敵なのに、と言おうとするが彼は俺の言葉をガン無視して手を引いた。
桃谷
、、コイツさっきから阿保だの馬鹿だのずっとケンカを売って来てムカつく。
＿＿＿でも。
赤崎
彼の真っ赤になった頬を見つめ心の中で呟いた。
赤崎
、、彼の背中から目が離せない。
パァンっ！！
そこで初めて気が付いた。
、、もうゴールしたんだ。
《＿＿１位は赤組です！！》
桃谷
汗を拭きながら一言だけ呟く彼の顔をじっと見つめる。
桃谷
赤崎
桃谷
赤崎
桃谷
そっぽを向くさとみくんに俺は笑いながら謝る。
そんな言い争いをしていても俺たちは手をつないだままだった。
コメント
3件
ええ可愛い❤️
最後の子達なんなんですか⁉️ 可愛すぎます🤦♀️😍 ありがとうございます😭✨
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