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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

今日は魔法学校の入学試験 様々な魔法の使い手が試験会場へと足を運んでいる そして彼女もまた、その1人である

You

あー、だるるるる

You

なーんでこの私が入試なんて
受けないといけないの?!

そう言って欠伸をする彼女は、魔法界に突然現れた伝説のエルフだ 見た目こそここに集まる学生達と変わりは無いが、 中身は何百年と生きている老人そのものである

マッシュ

フンフンフンフン

そして、周りと違い、魔法ではなく筋肉の鍛錬をしている者が1人

You

あれ、あの子何してんの

伝説のエルフも、流石に気が付いたようだ 興味を持ったのか、彼に近づいてみる

You

ねー、キミ!

マッシュ

フンフンフンフン

You

おーい、筋トレしてるキミだよ!

マッシュ

あ、僕か

You

そそ!何で魔法学校の入試まで
来て筋トレしてんの?

You

( そんで後ろの2人は誰 )

マッシュ

この時間の筋トレは
筋肉の育成に欠かせないんで

You

……へー

伝説のエルフは、ドン引きしているようだ

You

今日魔法使わないと
無理っぽいけど大丈夫そ?

と、言いながら伝説のエルフは解析魔法を使っている

マッシュ

まぁ、なんとかなりますよ

You

前向きな坊やだねぇ

目の前の坊やの解析結果が出たようだ それを見た伝説のエルフは唖然とした

You

……ぇっ

それも無理はないだろう 何故なら、彼の魔力値が0だったのだから バッと後ろを向いて考え始める

You

( ここにいちゃダメじゃね? )

伝説のエルフは少し考えてから、こう結論付けた

You

( でもこの子面白そう )
( そうだ、入試の様子見てからにしよう )

くるりとまた少年の方を向き、尋ねる

You

キミ、名前は?

マッシュ

マッシュ・バーンデットです

You

ふーん

You

( いかにも、な名前 )

You

じゃ、これから宜しく ^^

マッシュ

え、あの、あなたの名前

マッシュが言いかけた所で、伝説のエルフが彼に近付く そして、耳元で囁いた

You

君に名乗るほどの名は無いよ(耳元

伝説のエルフがそう言うと、マッシュは

マッシュ

ぅあっ……

と膝から崩れ落ちた なぜ耳が弱いのを知っていたのだろうか?

マッシュ

ちょ、ちょっとまって……!

マッシュがそう言って振り返った時には、もう伝説のエルフはいなかった

魔法学校のエルフ様

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