デ ス ゲ ー ム

続く沈黙。

この空気は嫌いだ。

そんなことを思ってる内、緑の彼が口を開いた。

殺したくない...ｯ

まだ笑い合いたい

おかしいよ！！

普段の彼とは想像かつかない程弱々しい姿。

その姿に、心に傷がつく。

やりたくないよ

やるしかないんだ

終わらないんだ

このゲームに選ばれたと思う？

わかんない

考えようともしなかった

皆自分が1番じゃん？

長年グループとして活動してた俺らも自分が1番なのか。

自分を見捨ててでも仲間を助けようとするのか。

助けるに決まってる。何故そんなことをやろうとするのか.....

パニックになったら正常な判断ができなくなるから

そんなことを話していると。

ｼﾞｼﾞｯ

彼が僕の後ろに隠れる。 相当怖がってる。

....トラウマになって人が怖くなったりしなければいいけど...

殺し合いだよ

ｶﾞｺｯ

上から槍みたいなのが生えてきました

ﾌﾞﾁｯ

ﾀﾞｯ

ﾋﾟﾝｯ(ピアノ線を伸ばして持つ)

ｻﾞｸｯ ﾎﾞﾄｯ

右腕から血が流れていく

...いや違う

右腕が取れた所から血が流れていく

またピアノ線で四肢を斬ろうとする

ｸﾞﾁｬｯ

ｻﾞｼｭｯ

ﾌﾗｯ

ﾄﾞｻｯ

殺した

僕が

シャークんを

僕が？

人を殺したんだ、僕は

....なんで僕が負けなかった？

最低だ

僕は

ごめんね

シャークん____