テラーノベル
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蓮が大学のサークルの合宿で、3日間部屋を空けることになった。 「和葉、寂しいだろうけど戸締りちゃんとしろよ?」と手を振って出かけていった蓮。 一人になった静かな部屋。 最初のうちは「やっと静かになった」とせいせいしていた和葉だったが、夜が更けるにつれて、猛烈な違和感に襲われる。 キッチンに立っても後ろに気配はなく、テレビを見て突っ込んでも返ってくる声はない。 (お前がいないと、この部屋……こんなに広かったっけ……) 自分の生活の、そして心のどれだけ大きな部分を蓮が占めていたかを、和葉は痛いほど思い知らされる。 その時、和葉のスマホが震えた。蓮からのメッセージだった。 『和葉、合宿先の飯あんまり美味しくない。和葉の生姜焼き食べたい。寂しいから自撮り送るね』 添付されていたのは、サークルの男連中に囲まれながらも、どこか寂しそうに眉を下げてピースしている蓮のドアップ写真。それを見た瞬間、和葉の胸の奥で、ずっと抑え込んできた愛おしさが爆発した。
和葉(仁人)
画面の中の蓮に向かって、和葉は初めて、完全な「デレ」を見せるのだった。恋心を自覚した和葉の夜が更けていく。
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コメント
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うわあ、このエピソード、心に沁みました……。蓮くんがいない静かな部屋の描写が、逆に彼の存在感を浮き彫りにしてて。キッチンに立っても後ろに気配がない、テレビに突っ込んでも返事が返ってこない——そういう日常の小さな空白が、和葉の寂しさをじわじわ伝えてくる。最後の♡♡♡写真で思わず「デレ」を見せちゃうシーン、ここまで我慢してたツンデレが崩れる瞬間が本当に自然で、思わず微笑んじゃいました。蓮くんの方も「寂しいから♡♡♡送るね」って、遠慮なく甘えてくるところが可愛い。二人の距離が確実に縮まってるのを感じる、温かい夜の話でした。