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主。
主。
主。
主。
Prーのすけが案内してくれたのは、 住民みんなが明るい笑顔を浮かべているとても素敵な街だった
Pr
Ak
Pr
Tg
Kty
Mz
Prーのすけと一緒に歩いていると、すれ違った人たちが声をかけてきて、 それに彼が笑って答える
オレの知らないPrーのすけの姿に胸がちくりと痛んだけど、 その理由はわからなかった
Pr
連れてきてもらった建物に、オレは目を見開く
Ak
Pr
Pr
Pr
慣れた様子で受付での面会手続きを済ませたPrーのすけは、 オレたちを連れてきた病院の特別棟に入った
Rt様、と書かれた個室の扉をPrーのすけがノックすると、 中から可愛らしい男の人の声が聞こえてくる
Rn
少し暗い声で返事をしたその人がこちらに歩いてくる足音がして、 ガラリと扉が開く
中から出てきた赤髪の小柄な男性は、 扉の前に立っているPrーのすけを見て驚いた様子を見せた
Rn
Pr
Rn
Rn
Pr
Rn
Rn
Pr
Rn
Rn
PrーのすけにRnくん、と呼ばれた男の人は、 扉を開けてオレたちも中に入れてくれた
病室の真ん中に置いてあるベッドで力無く眠っている 黄色の髪の男の人を見て、オレたちは息を呑む
Rt
Ak
Tg
Kty
Mz
Pr
Rn
Rnくんがそう声をかけるが、 ベッドで眠っているその人はぴくりともしなかった
Rn
Pr
Rn
Rn
Rn
Rn
Pr
Rn
Pr
Prーのすけは大事にしまっていたレッドオーブを鞄から取り出し、 ベッドのそばにあるサイドテーブルに置く
Rn
Pr
Rn
Pr
Prーのすけはそう静かに告げると、何やら呪文のようなものを唱えた
Pr
その言葉に呼応したようにレッドオーブは力強く輝き、 ひとりでに宙に浮く
その光は柔らかくPrーのすけを包み込み、 お前の願いはなんだ、と尋ねるように光を放った
Pr
彼の言葉を聞き届けたのか、オーブは了承とでもいうように 一層輝きを増して、Prーのすけを包み込んでいた光は Rtくんと呼ばれた男性を優しく照らす
しばらくその状態が続いたあと、ん、とオレたちの誰でもない声が聞こえた
Rt
Pr
Rn
Rt
Rn
Rn
Rt
Rt
Pr
Rt
Rt
Rt
そう言って優しく微笑んだRtくんは、 Rnくんと一緒にPrーのすけを抱きしめた
Pr
Rt
Rn
Ak
Tg
Mz
Kty
オレたちがそう話しながら病室を後にしようとした時、 後ろの3人から話し声がした
Rt
Pr
Rn
Pr
Rn
Pr
Rt
Rn
Rn
Pr
オレが病室の扉に手をかけたその時、Prーのすけの声が響いた
Pr
Ak
Pr
Prーのすけは少し顔を赤くしながら、こう言ってきた
Pr
寂しそうな顔をしている表情に、 おそらく親友であるオレと二度と会えなくなるのではないかと 心配しているのだろうと予測し、オレはとある提案をする
Ak
Pr
Prーのすけはしばらくうつむいていたが、 やがて何かを決意したかのように続ける
Pr
Ak
Pr
Ak
真っ赤になりながらそう言うPrーのすけに、 オレの心臓はなぜかバクバクと早鐘を打ち始める
Pr
Pr
Pr
Prーのすけは、数日前にオレたちについてきてくれ、 とお願いした時よりももっと可愛い表情で、オレにこんなことをねだる
Pr
Pr
Ak
正直に言えば、こんなに可愛い顔をしているPrーのすけのお願いは 聞いてあげたいし、オレが見てないところでもしPrーのすけに 何かあったらと思うとそばに置いて守ってあげたくなる
Ak
でも、オレには勇者としての使命があって、 その道に危険が伴わないとは言えなかったし、パーティに参加するとなると やっぱりオレとPrーのすけだけの話ではなくなるから すぐに首を縦に振ることはできなかった
Ak
Tg
オレが反応に迷っていると、オレの事情をよく知っている Tgちゃんが声をかけてきた
Tg
Tg
Kty
Tg
Mz
Ak
Tg
Tg
Ak
Prーのすけが幸せになるのは素敵なことであるはずなのに、 Tgちゃんのその言葉を聞いたオレの心には、 さっき街の人と話す自分が知らないPrーのすけを見た時のような チクチクした気持ちが這い上がってきた
Tg
Tg
Kty
Mz
Tg
Tg
Ak
Pr
Pr
Ak
うるうると綺麗な若葉色の潤ませながらそう頼んでくる Prーのすけを見ていると、もっと近くにいたいし離れたくないという気持ちが 心の中で大きくなっていく
Ak
3人の仲間たちからしたらオレが出す答えなんてお見通しなのか、 彼らは優しい笑顔を浮かべている
それを見て彼のおねだりにどう返すか決めたオレは、 不安げに瞳を揺らしながらこちらを見ている大切な幼馴染にその答えを告げた
Ak
Ak
Pr
オレの言葉を聞いたPrーのすけは、 それはそれは嬉しそうに瞳を輝かせ、満面の笑みでこう答えてきた
Pr
Tg
Kty
Mz
Ak
Pr
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Pr
Tg
Kty
Mz
Ak
Tg
Ak
Kty
Ak
Ak
Mz
Pr
オレ達がどうオーブを探そうか考えていると、 Rtくんがあっ、と声を上げる
Rn
Rt
Ak
Rt
Rt
Rt
Ak
Ak
Tg
聞き覚えのあるその場所に、 オレは村を出る時に師匠からもらった彼のかつての相棒への紹介状を確認する
Ak
Ak
Rt
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Kty
Ak
Mz
Ak
Tg
Kty
Mz
Pr
扉を通って病室から出る時、PrーのすけがRtくんとRnくんに声をかけた
Pr
Rn
Rt
Rt
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
Rt
Rn
Tg
Kty
Ak
Mz
こうしてオレ達は、師匠の昔の相棒さんの元へ向かうために Prーのすけを守って育ててくれた彼のもう一つの故郷を後にした