@ 赤
赤は意識が戻ったゆーくんに 思いっきり抱き着いた
抱きしめられている本人は、 状況が呑み込めていないのか、 ポカンとした表情を見せている
@ 黒髪と黄髪の幼児
@ 赤
赤の無垢な笑顔が、 本当に虐待を受けているのかと 考えさせてしまう
それでも彼を纏う傷に、 不意に現実に戻させられる
@ 桃髪の男児
安心した表情で、 ゆーくんの頬撫でる、桃髪の男児
その瞳は優しさに溢れていて、 愛の擬人化と言えるほどの温もりだ
@ 白髪の少年
@ 白髪の少年
@ 白髪の少年
白髪の少年は、青髪の男児を 優しく抱きしめている
彼の白髪はまるで天使のよう 落ち着きのある声で、 泣きじゃくる青髪の男児を 慰めていた
@ 青髪の男児
白髪の少年の胸で、 涙を零す青髪の男児
いくら慰めも泣き止む気配の無い 青髪の男児に白髪の少年は 苦笑いしながら彼の背中をさする
@ 桃髪の男児
@ 赤
@ 桃髪の男児
@ 赤
『僕の存在を誰にも言わない事』
赤に鈴を手渡した時に 交わした約束
@ 水
@ 水
@ 桃髪の男児
咄嗟に思いついた 「医者」という立場
そうしたらゆーくんの 意識を戻せた理由にもなるだろう
まだ、彼らは子供だ いくら家庭環境が最悪でも、 彼らが純粋で無垢である事は 変わらない
@ 桃髪の男児
@ 桃髪の男児
@ 桃髪の男児
@ 赤
@ 桃髪の男児
@ 桃
@ 桃
「桃」と言う男児は そう呟き、部屋を出た
@ 赤
コメント
5件