コメント
1件
斗亜
ほとけ
ほとけはそう言いながら机に赤と水、青のマグカップを置いた
りうら
ほとけ
斗亜
斗亜
中身はほっとココアだった
斗亜はココアを飲みながら思い出す
青いマグカップに瑠璃の瞳を持つ彼を重ねて
マグカップの所々に入っている黄の模様に向日葵の笑顔の彼を重ねて
マグカップの兎の模様に藤色のぬいぐるみを持った彼を重ねて
マグカップの持ち手に入ったピンクのグラデーションを桃色の頬の彼に重ねて
この4人が自分のせいでタヒんだことを思い出さないように
けれどココアには彼らの死に様の姿が浮かんで…
ほとけ
1度話を中断してから小一時間
りうらとほとけはこの時間で少し打ち解けたのかお互いに「りうちゃん」「ほとけっち」と呼ぶようになっている
まぁ、りうらはほとけに引いている、というか自分のオタクをしているほとけをみて少し警戒してはいるが…
それでも先程までのような殺意で満たされている、という雰囲気ではないだけ良しとしよう
ほとけはというとりうらが引いていることに気づいてなのか気付かずなのかは分からないがりうらにベッタリとくっついている
それでりうらの顔が恐ろしいことになっていたのは気の所為としておこう
りうら
りうら
ほとけ
りうら
斗亜
りうら
斗亜
斗亜
斗亜
ほとけ
その言葉を合図にまた、全ての真実-斗亜を苦しめる物語-が始まるのだった
主
主
主
主
主