ロフト付マンション

私は、一昨年上京しました。

その際の、住居を探す時の事です。

と、順調に話は進みます。

ロフトが欲しかったのは、 ひとりぐらしといえばロフト、 という偏見に基づいたもの

そう、好奇心でした

それが、いけなかったのかも しれませんね。

この後、恐ろしい出来事が 待っていました。

2日後

これがすべての始まりでした

早速私は、移り住みました

沼田さんの表情が曇りました

でも、私は、気にしませんでした

逃げるように帰った沼田さん。

あとから聞けば、

沼田さんには霊感があったそうです

ここからが、

本編です

地元の同級生・歩実

寝ようと思い、ロフトに上がりました

謎の声と音。

恐怖のどん底でした。

ここからおりろ、 くるな、でていけ

風の音にしては偶然すぎる

そんな声でした

おりると、音は鳴りやみました

結局、下に布団を敷いて寝ました

次の日の朝、起きると

ロフトには、血がびっしり

見知らぬ綺麗な女の人の写真が

ビリビリに破けて散っていました

そういうと、沼田さんは

おぞましいロフトを写真に撮って

知り合いに送ったようでした

文面を見る限り、 血や写真は見えていないようでした

その内容は、 ここの前の前の前……と、5年程 前にここに住んでいた方は、 ロフトに登ろうとしたところで はしごから足を踏み外して

転落死したそうです

それから、ここで地縛霊に なってしまったのだと。

結局、ロフトの無い部家に 引っ越し、

今でもときどき思い出しては 眠れなくなってしまいます。

何より恐ろしいのは

今その部屋に住んでいるのが

歩実だということです

歩実に霊感がなければ良いのですが…