わんくっしょん
nmmn 完全捏造
ご本人様とは何ら関係 ございません
こちら歌い手様のものと なっております ご本人様の目に触れるような 行動はお控えください
深夜2時 丑三つ時
前までは怖かったこの時間帯も、 貴方に会えるのでは と微かな期待を抱く 時間帯となってしまった
お揃いのヘッドホン、イヤホン プレゼントのネックレス 幸せが溢れ出て止まらない写真立て
フローリングを見ているだけで、 そういえば貴方、 あそこで物落としたな、 何時ぞやでは転んでなかったっけ?
「何やってんですか」 僕はそう言って笑った気がする
嗚呼…
閉じた目に、光を感じる 証明にしては明るすぎる しかも風を感じる あれ?僕外で寝ちゃった?? いや…確かに昨日は家で 寝たはずなんだけど
まぁ膨大な量の作業を終えた 後の僕の頭が 正しいのかは分からないけど でも最後の記憶では確かに 家だったはずだ
もう居ない貴方の残像を追いかけて 微笑んだ気がする
目を開く 目の前には青空があった
起き上がるとそこには沢山の花々 昔…貴方と出会う前の 病んでいた僕が 請い願っていた場所に、 よく似ていた
天国か、地獄か 昔の僕は全くの馬鹿であった 馬鹿で有りすぎて、 同時に愚かすぎた
だから、 ただただ天国に 行きたいと願っていた そう考えると、あの時の 願いは全うされたのだ 人生何があるか分かんないな
あまりに呆気な過ぎないか それに亡くなったのであれば、 貴方が居るはず なのに どうして居ないの?
生前、あれほどまでに 愛し合ったのに 貴方はもう、 僕のことを忘れてしまった?
突然、右手に感触を感じた 耳が痛い、目の前が揺れる
あ_…
揺れるスイートピーの向こう側、 黒髪と 華奢な肩が見えた気がした
騒がしい電子音と、 高い友人たちの声 何だ…? さっきまで居た空間とは 違いすぎて、 涙が出そうになる
右手にはやはり、感触を感じる この手が、 僕をこっちに引摺り戻した 元凶か
そっと呟けば、 目の前の僕の手を握る彼の 純粋無垢な瞳からは、 滴が流れ落ちた
嗚呼泣かないでよ 君の瞳は星屑でも 詰めたんじゃないかって ぐらいいつも キラキラしてて綺麗なんだよ それは何処か、あの人に似ていて
だから最近は、 君の目を見たりしなかった ごめんね、嫌いとか、 そういう類いじゃないんだよ?
あまちゃんの手が振り上げられる 叩かれる…!そう思ったけど、 彼はやめた そして無言で僕を抱き締めた
周りを見渡せば、皆が居て
今日何か予定がある人とか、 居たかもしれない 例えば、 センラくんとか、 うらたさんとか 他の人たちだって、 歌のお仕事、あったかも
自分がどれだけの人に 愛されているか そして愛されるということは、 迷惑を更に 掛けるということだと、 実感した
そっか でも、何かしてないと 駄目だったんだ
気がついたら ロープに手を掛けていそうで 気がついたら 練炭を家に持ち込んでいそうで 気がついたら 薬を大量摂取してしまいそうで
皆が思っているより、 そして自分が自覚して いたより、 僕はあの人が居ないと 駄目なの あの人が居ないってだけで、 五感全てが 働かなくなって
あんなに溢れるように 出ていたメロディー だって
嗚呼、 「愛してる」って珍しく デレてくれたあの時、 もっとカッコ良く 僕の方が愛してるってこと 伝えておけば良かった
あの黒髪をもっと 撫でてあげて、 くしゃくしゃ にして もっと貴方のこと、 ファインダーに納めて おけば良かった
毎日毎日くだらない会話してたね じゃあそれは全て 録音しておけば良かった
しなかったのは、 当たり前の幸せを 崩されるのは 僕たちであるはずがないと 信じて疑わなかったからだ
まだ早い まだ愛していてもいいはずだ
そう、馬鹿にしていたから 人生を 貴方と出会ってから 上手くいきすぎていた僕は 人生を舐めていた
華奢な肩幅を思い出す、貴方の 貴方の肩は男性にしては細すぎて、でも寄り掛かる には最適だった
同時に思い出す さっきの天国… あそこで見た後ろ姿は、 彼 じゃなかろうか
もしあの時、 天月くんが一瞬でも 僕の手を握るのが 遅かったら? 僕は貴方に逢えたのでしょうか
それは分からないけどでも…
そっと声に出した言葉は 皮肉にも歌の ワンフレーズのようで
…優しいなぁ 君にはやっぱり主人公があってるよ これは僕の人生だって いうのに、 君の方が相応しく 思って物怖じしちゃうなぁ
何で、見透かされてるの
あまちゃんがそっと、 僕の頭を撫でた 優しい、優しい まるで水を凪ぐ風みたいだ
やっぱり彼は僕には勿体無いよ こんな素敵な友達…
以前は死にたがりだった 人の迷惑を考えたり とかはしたけど、 ただただ 僕だって辛いんだから 死なせてくれと でも自分では怖くて死ねないから、何か事故に 巻き込まさせてくれと 運命に請う毎日
そこに貴方が現れた そこから僕は、 自分を肯定出来るようになった 貴方の為に生きようと思った 絶対に貴方を 取り残したりなんてしない
貴方は僕以上に 寂しがり屋さんだから
運命さん運命さん 貴方に語り掛けます
神様なんて存在しないのでしょう? 神様ではない、 運命で全てが決まっているの でしょう?
運命は神のみぞ知る、なんて 馬鹿らしい
神様が居たのであれば、 その人はきっと 気紛れだから、 僕はもう死んで、彼の元に いけているはずだ
だってその方が ハッピーエンドであり 尚且つ僕の阿保面が 拝めることになるから
でも残念だ神様 僕の神様はあの人だ 天使の持つ羽より 白いあの肌に どんな讃美歌も 叶わないであろうあの声
あの人は僕に顔が好きなのだと そして僕の声が好きなのだと いや何なら僕の 全てまるごと愛してると 沢山の愛をくれたけど
僕は貴方の声が好き
気紛れな貴方は態度より声がよく 変わった
誘う時は滑らかで艶やかな 楽しい時は弾むような 悲しい時は天変地異が起こるような 嬉しい時は涙を含んだ 驚いた時はこっちが驚く程の高音 情事の時はどんなものより興奮する
万華鏡、みたいな人だった、貴方は 見ていて飽きなくて、 どの角度なら更に美しく見えるか 毎日覗かずにはいられなかった
どうして僕の元から 去ってしまったの 突然過ぎたよ 即死だったって聞いて 嬉しかったけど だって貴方が苦しまなかったから
事故に遭う前は 僕のことを考えてくれていた? 僕に関することだった?
僕はいつでも、 貴方のことを考えてるけど 嗚呼…
一つずつ声に出してみる もう一度、抱き締めたいもう一度、囁きたい 今度はもう、一時も離さないから
何度も思った リスナーさん、友人、 家族全て投げ出して 貴方の元に行ってしまおうかと
それぐらい我が儘許してよって あっちで貴方に 怒られたら、そう言おうと 言い訳まで考えたりしてて
でもさ、聞こえてくるんだ 家の端々、 頭の片隅から 記憶から、写真から、 貴方の僕の家に置いて ある所持品から
[まだだよ]
もっともっと沢山の 景色を見て欲しい もっともっと美味しいご飯を食べて欲しい 人を愛して欲しい、愛されて欲しい
折角お前程の人望と 顔があるんだよ? 俺が大好きな その顔なんだから、自信持てよ
そう、声が聞こえてきて ただのこれが幻聴なら 僕はとんだ自己評価が 高すぎる イタい奴だ でもどうしても、 何度聞いても貴方の声なんだ
おかしいよね、 貴方の声を忘れかけている 僕なのに
だから決めたんだ 貴方に会うであろうその日までに ずっと貴方のこと考え続けるって
ただもう一度会いたいと願うことは 罪なのでしょうか
そう問うたら貴方は 何と答えてくれるのでしょうか
なーんて
コメント
7件
お兄ちゃん〜☠ 告白の結果どうなった...!?
万華鏡のような人