金髪の男性
大丈夫ですか?
悠夏
……っ!?
いきなり声をかけられて、顔を上げる
目の前には、紫髪の男性と金髪の男性が私を見ていた
金髪の男性は、膝を屈めて優しい目で私を見た
金髪の男性
具合悪いんですか?
悠夏
だ、大丈夫ですよ…!
また、誰かに迷惑をかけてしまう
私は、苦笑いをして首を横に振った
すると、紫髪の男性が金髪の男性の腕を掴んだ
紫髪の男性
ほら、千里くん
紫髪の男性
その子、大丈夫やって
紫髪の男性
はよ帰ろうで
紫髪の男性
浦田くん達も待っとる
金髪の男性
まぁまぁ、志麻くん
金髪の男性
この子、見るからに具合悪そうやん
悠夏
ほ、本当に大丈夫です!
悠夏
すみません!
金髪の男性
あ、ちょ…!
私は立ち上がった後、2人の男性に軽く会釈をしてその場を離れた
あの場を離れて数十分 経った
私は、あたりをキョロキョロと見渡した
すると、咲和らしい人の後ろ姿を見つけた
私は駆け出してその人の肩をポンッと叩いた
悠夏
さ、咲和…!
咲和
咲和
…ッ悠夏ぁぁあ!!!
悠夏
よ、よかったぁ…
咲和
ごめん、ごめんね…!
悠夏
大丈夫だよ
悠夏
私もごめん…
咲和が振り向いた瞬間、咲和は私に抱きついていた泣き出した
咲和を安心させるように頭を撫でる
悠夏
LINEしたんだよ?
咲和
充電切れちゃった…
悠夏
あーね…
悠夏
でも、見つかってよかったよ
私はそう言いながら、咲和から離れた
そして、スマホを取り出して時刻を見る
23:12…
悠夏
あー……
咲和
ん、どうしたの?
悠夏
悠夏
終電、逃しちゃった…
咲和
咲和
嘘っ…!!
咲和
ど、どどどうしよう…!!?
悠夏
うーん…
悠夏
あ、
悠夏
この近くにホテルあったよね?
咲和
え、うん
悠夏
行ってみるか
悠夏
泊まれるかどうか
咲和
一か八かってやつだね!
悠夏
そんな感じかな…(笑)
私と咲和は、ライブのこと、歌い手活動のことについて話しながら
ホテルに向かった
……To be continued
♡100いったらつづきだします!