残香に焦燥を抱き

え？待てよ？何俺平然と煉國先生の家に上がり込んでんだ？？

3時間程前

凄い嬉しそうな匂いがするなあ

うわぁ緊張するなぁ

( 'ω'o[教師の特権である]o

風呂場にて

ﾁｬﾎﾟﾝｯ

ど、どうしよう！！

数十分前

ん？？

ん？？

ん？？

...

煉國先生と風呂入るの？！！俺！！

移動中

↑↑↑曇り無き眼

何だろう。 煉國先生と一緒に風呂に入れるのは 嬉しいんだけど、

ちょっと恥ずかしいっていうか

煉國は炭二郎の額に自身の手をあてる

ち

近い...！！

煉國は堪らず吹き出す

ﾄｩﾝｸ

え？？ﾄｩﾝｸ？？

というより煉國さんから 今まで嗅いだことの無い匂いがする。

やっぱり落胆させてしまったのかな

ｻﾞﾊﾞｯ

え、でかっっっっ！！

煉國は赤面している

始まりに戻る

袴の破壊力っ！！

和室に2つ敷布団が敷いてある。

やばい！眠れない！！

とりあえず目を瞑って数を数えよう。

煉國先生寝たかなあ

ｺﾞｿｯ

寝返りを打った炭二郎は煉國と目が合う

笑顔の破壊力っ！！眩しっ！！

え？寝かし付けて？？

ﾎﾟｽｯ...ﾎﾟｽｯ...

一定の感覚で煉國が炭二郎の肩を 優しく叩く音がする

え？！何この状況、！！

僕16歳なんですけどっ！！

その顔やめてっ！！ﾆｺｯってしないでっ！

あれ、まただ

風呂場で煉國先生からした匂いが また鼻腔をつつく

今度はさっきより強い

煉國は腕を広げている

え？！俺今からここにいくのっ？！

むりむりむり

炭二郎が躊躇っていると 煉國に抱き寄せられた。

やばいめっちゃ恥ずかしい

なんですかこれ...

やばいめっちゃ心臓ドキドキ鳴ってる。

バレないかな

バレてた！！

煉國の袴の香りが鼻腔をつつく 凄くいい匂いだ。

同時に風呂場で嗅いだ謎の香りも 一層強くなる

夜はまだまだ長い。