俺には遥昔に離れ離れになった幼馴染がいた
名前は、、思い出せない、、
覚えているのは片方だけの金色の瞳
離れ離れになったのは
まだ俺が幼い夏休み。暑い日のことだった
十亀(幼少期)
ーーー!!山に虫とりにいこうよ!!
???
む、虫!?いやだよぉ
十亀(幼少期)
お願いぃ!
???
だ、だって僕虫嫌いだもんっ
そういった幼馴染をその時の俺は半ば強引に連れて行った
らむ
いい背景なかった💕
???
じょーちゃん、怖いよぉ、
十亀(幼少期)
大丈夫だよぉ‼️
最初の方は順調だったんだ
あの時俺があんのことしなければ、、
十亀(幼少期)
みて‼️あそこにおっきいのいる‼️
???
えぇ?でもあそこ落ちたら崖だし危ないよぉ
俺は崖っぷちに生えた一本の木を指差していた
十亀(幼少期)
大丈夫大丈夫‼️
十亀(幼少期)
ほら‼️安心して待ってて‼️
???
う、うん
そこから俺は順調に木に登って虫をとった
小さいうちはやはり身軽だったのだろう
苦戦することなく登ったのを覚えている
???
わぁ‼️じょーちゃんすごい‼️
十亀(幼少期)
へへっ❗️
ビュッ
その時強い風が吹ふいた
その風で俺の被っていた帽子が飛んでいったんだ
十亀(幼少期)
あ❗️帽子‼️
勢いで俺は足を滑らせた
下は見えるが相当高い壁
しかも子供が落ちたらひとたまりもないだろう
???
じょーちゃん‼️‼️‼️‼️‼️
そう言って幼馴染は俺の手を引いた
次に目が覚めたのは病室
お父さんとお母さんが泣いて迎えてくれた
けどどこを見渡しても幼馴染の姿がなかった
母
条‼️よかったわ目が覚めて‼️
父
そうだなぁ‼️
十亀(幼少期)
お、おとぉさん、あかぁさん
十亀(幼少期)
ーーーは?
父
、、、
母
、、、
母
ーーーちゃんは
父
ーーーーーーー
十亀(幼少期)
えっ、?
父
亡くなったんだ
十亀(幼少期)
え、ねぇどーゆーこと⁉️
十亀(幼少期)
なんでーーーが⁉️
父
あの時ーーー君は条を庇って下敷きになったんだ
父
病院に搬送されたんだが、、、、
俺は生きる希望を失った
生きている意味がなかった
もういっそ死んでしまうかと
そんな時扉越しにお母さんたちの話し声が聞こえた
母
あれでいいのかしら、、
父
ーーーさん家が望んだことだからな、、
母
でも、、
父
気持ちはわかる、、
母
私は条ちゃんに真実を伝えたい
母
ーーーちゃんはいきているって❗️
父
ちょっと声大きいよ
その言葉聞いた瞬間真っ白だった俺の頭に彩りが戻った
そこで俺は中学生から一人暮らしを始めた
親は心配こそしていたが否定はしなかった
俺はあいつに会いにいく
こらは十亀条が幼馴染、
いやひとりの愛する人を探す物語だ