...
波瑠
っ何言って...
誠也
さっきも言ったけど
誠也
本気だから。
誠也
俺なら里美ちゃんを泣かせたりしないしな。
波瑠
っ、......
波瑠
悪いけど
波瑠
それは無理。
波瑠
...いくら誠也でも
波瑠
里美を譲る気ない。
里美
...っ、
里美
(涙...とまらない)
里美
(なんであんなこと言うんだろ)
里美
(いつもの波瑠じゃないみたい。)
里美
...。
里美
(お弁当...。)
里美
玉子焼き美味しくできたのにな...
里美
っ、ぅう...
里美
(...波瑠っ、)
ギュッ
里美
(...え?)
波瑠
ごめん
波瑠
里美...。
里美
波瑠...っ、
里美
なんでここに...
波瑠
...ごめん、泣かせて。
里美
...っ、...ううん、
波瑠
俺、嫉妬とかかっこ悪いことした...。
里美
...え?
波瑠
だって、
波瑠
里美が誠也と帰る予定だって言ったから
波瑠
そりゃ、俺はどうでもよかったんじゃないかって
波瑠
思うじゃん...。
里美
(...あ、)
里美
ごめん、
里美
それは、
里美
だって、あの人困ってて、
里美
波瑠が私に縛られてるみたいな感じがしてやだったの、
里美
私と誠也くん以外の人とも交流できるかなって思って......
波瑠
...つまり、
波瑠
俺のことを思って言ってくれたの?
里美
っうん、...
里美
そしたら
里美
波瑠、無視するし、避けるし...
里美
怖かった...
里美
傷つけて...ごめんねっ、...
波瑠
...ううん、俺こそごめん
波瑠
嫉妬して里美傷つけるとか
波瑠
ほんとかっこ悪いよな...
波瑠
俺のこと思って言ってくれたのは嬉しいけど
波瑠
俺は里美と一緒に帰りたくて帰ってるからいいんだよ
里美
...波瑠
波瑠
...
波瑠
好きだよ、里美
里美
......え?
波瑠
好き。
里美
......うん、?...
里美
私も波瑠のこと好きだよ
そう言ったら
波瑠は悲しそうに微笑んだ
波瑠
うん、ありがと
波瑠
...
波瑠
それ...。
里美
あぁ、
里美
お弁当...
波瑠
約束、覚えててくれたんだ
里美
もちろん、
波瑠
ごめん、ダメにして。
里美
ううん、いいの
里美
気にしないで
波瑠
...それ貸して
波瑠
今食べる
里美
...え?
パク
波瑠
ん、
波瑠
やっぱりうまい...
里美
...ありがとう
里美
でも、無理しないでね
波瑠
全然。
波瑠
里美
里美
ん?
波瑠
明日も作ってくれる?
波瑠
お弁当。
里美
...
里美
もちろん!
結局波瑠は
お弁当の中身ひとつも残さず
全部食べてくれた。
#4に続く