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問題児でも、優等生でも、

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問題児でも、優等生でも、

2 - 第1話 問題児と優等生。

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2024年08月22日

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先生

なぁお願いだよ。アイツらを止めてくれ!

いやいや、毎回断ってるじゃないですか、

先生

君にしか頼めないんだよォ~

校門入ってすぐの下足室前。 しっかりとしたスーツを着込んだ男性が、情けなく縋っている様子が見えた。

女子生徒

(あ、またやってる)

生徒達も気づいている様子だが、誰一人留まらずさっさと靴を変えて進んでいく。 それ程までに見慣れた光景なのだ。

先生

それにさ、生徒会長だろ?な、“ドズル”。聞いてくれるか?

縋られている生徒の名前は“ドズル”と言うようで、この学校では生徒会長を担っているらしい。

ドズル

何回も言ってるじゃないですか注意は出来ますけど強制はできませんw

みっともないが相手は大人である。だがそれでも抑えられないようで、 クックックと忍んだ笑いが聞こえる声だった。

先生

はァ、……分かった。ゴメンな、時間使ってしまって。
担任には俺から言っておくから。

そういって先生らしき男は職員室の方へかけて行った。

あれ?ドズさんじゃん。珍しいね

ドズル

まぁそうですね。先生からまた言われましたよ?断りましたけど、

“ドズさん”と親しげに言った男はドズルとは真反対に 制服をこれでもかと着崩し煙草を吸っていた。正に不良と言われ想像するそれだろう。

その割には来てんじゃんw

ドズル

何回も言われてるのに何もしないのは流石にと思いましてね。

ドズル

……“ぼんさん”。授業出てくれますか?

いや。

ドズル

ま、そうですよねー

即答で答えた男は“ぼんさん”本名で“ぼんじゅうる”と言うらしい。

ぼんじゅうる

何回も言われてるって。

ドズル

それは僕からじゃないでしょw

ぼんじゅうる

んーまぁね。……それより飽きないよねぇ。

ドズル

僕たちだって言いたかないですよw
出来ればぼんさんたちと一緒にサボってたいですもん。

ぼんじゅうる

生徒会も大変かぁ……。合法的にサボれるように出来ないの?

ドズル

僕たちはそれなりに、ぼんさんたちは手遅れです。

ぼんじゅうる

やっぱそうだよね~~

キンコンカンコーン

しばらく会話を続けていると、授業開始の合図がなる。間に合ってないじゃんと言いたいが、 ドズルは遅れてもいい権限を先生との会話であっさり取っていた。

それを逆手に問題児と立ち入り禁止の屋上に入り浸っていたという事だ。 優等生がなんともう。といったところか、

まぁこんな所ですね。短いですがご了承ください。

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