コメント
2件
すご!?上手っっ!!✨ 続き楽しみにしてるっ!!
昔、ここに1人の男の子がいました
男の子
その男の子は戦争の時代を生きていました
ドカーンッ!
バコーンッ!!
男の子
その男の子は周りの子供とは違いがありました
いくら空襲が聞こえども焦らず、まるで感情が無いようでした
男の子
男の子
男の子
彼のお母さんが見る先には見知らぬ男がいました
mob
男の子
男の子はその人について行きました
男の子は防空壕に入りました
男の子
男の子
男の子
mob
男の人は何も答えませんでした
男の子
男の子
そう言って男の子は眠りにつきました
次の日、目が覚めると男の子1人でした
男の子
男の子
男の子
男の子
男の子は防空壕を出ようとしました
男の子
しかし防空壕は開きませんでした
男の子
男の子
男の子
男の子
男の子は声が枯れるまで叫び続けました
しかし、誰も助けてはくれませんでした
男の子
男の子
男の子は声が枯れても助けを求め続けました
男の子
男の子は息をするのがやっとになってきました
男の子
すると、外から誰かの声が聞こえ始めました
男の子
男の子は最後の希望を胸に助けを求めました
男の子
男の子
しかしその人は助けてくれませんでした
すると、今度は念仏の声が聞こえ始めました
男の子
男の子は本で読んだことがありました
餓死をした子供に念仏を唱えることで神が出来上がると
男の子は気付きました
自分は餓死をして神になるのを望まれてるのだと
男の子
男の子
男の子
男の子
男の子
男の子
しかしそんな男の子の願いは叶いませんでした
霞む視界
動かぬ体
呼吸さえ苦しい心臓
男の子
男の子
男の子
男の子が最後に残した言葉はそれでした
もう喋る力も無い男の子はゆっくりと目を閉じました
不思議と苦しく無い、永遠の眠りへと
男の子は旅立ちました
次に男の子が目を覚ましたのは見知らぬ部屋でした
目の前に鏡がありました
その鏡を覗き込むと、姿が変わり果てていました
観測者
そう、今の僕こそが…
観測者
ぷりっつ
ぷりっつ
観測者
観測者
観測者
優しい声で、彼がこっちに問いかけてくる
観測者
暖かい彼の手が自分の手と重なる
観測者
自分の手に暖かい水滴が落ちる
観測者
ぷりっつ
観測者